暖房の季節到来!猫のいる部屋で絶対注意すべき湿度管理のポイント5つ

暖房の季節到来!猫のいる部屋で絶対注意すべき湿度管理のポイント5つ

冬の寒さが到来すると、暖房機による温度管理のスタートです。と同時に忘れてはいけないのが湿度管理です。温度と湿度を同時に管理することで、愛猫に冬を快適に過ごしてもらうことができます。軽く考えられてしまいがちな湿度管理に焦点をあて、注意点を整理しました。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

寒い冬は暖房で温度管理

ストーブの前の猫

猫にも個性があり、よく動く猫、あまり動かない猫、筋肉質でがっしりした猫、痩せ細った猫などいろいろです。最近は猫の寿命も伸びてきているので、高齢の猫も増えてきました。

よく動く猫や筋肉質な猫は、痩せ細った猫やあまり動かない猫、高齢の猫と比べると耐寒性が強く、寒がる温度が異なります。とは言え、大抵の猫には冬でも22℃程度の室温維持が必要でしょう。

室温を管理するためにエアコンやストーブ、ヒーターなどの暖房器具を使います。その際に気をつけたいのが乾燥です。暖房器具で室温を上げると、どうしても乾燥してしまうからです。

湿度管理が大切な理由

目を擦る猫

なぜ乾燥、つまり低湿度が問題なのでしょうか。それは、乾燥が健康リスクを高める要因となるからです。湿度不足による主な影響には、下記のようなものがあります。

低湿度の影響

  • 皮膚から蒸散する水分量が増え、体感温度が低くなる
  • 皮膚が乾燥し、肌荒れやかゆみの症状が現れやすい
  • 口や鼻、目などの粘膜が乾燥し、ウイルスや細菌などに感染しやすくなる

では湿度が高ければ良いのでしょうか。実は、湿度が高過ぎてもよくない影響が現れます。

高湿度の影響

  • 自律神経の働きが乱れ、倦怠感が現れやすく持病が悪化しやすくなる
  • カビやダニが繁殖しやすく、感染症やアレルギーを発症しやすくなる

人や猫に最適な湿度は50〜70%だと言われています。また、湿度が50%以上になるとウイルスの生存率が激減することも分かっています。湿度管理はウイルス感染予防にも繋がるのです。

湿度の調整方法

洗濯物と猫

湿度を上げる方法

冬の暖房使用時に欠かせない、湿度を上げる方法には下記のようなものがあります。

  • 加湿器の使用
  • 洗濯物の室内干し
  • 濡れたタオルを室内に吊るしておく
  • 浴室のドアを開けて湿気を室内に入れる
  • ストーブの上に水を入れたヤカンを乗せておく

湿度を下げる方法

湿度を下げる方法には、下記のようなものがあります。

  • 部屋の換気
  • エアコンなどの除湿機能の使用
  • 竹炭や除湿剤の設置

湿度管理で注意すべきこと

1. 湿度計を用意する

加湿器と猫

湿度は高すぎても低すぎてもよくありません。湿度計を購入し、愛猫がよくいる部屋に設置しておくことをおすすめします。

2. 加湿器や除湿剤の設置場所

熱い蒸気を出すタイプの加湿器やストーブ、口にすると危険な除湿剤等は、猫の手の届かない場所に設置しましょう。また飼い主不在時には稼働させない等の安全対策を取りましょう。

3. アロマオイルの使用

加湿器の中にはアロマオイルを使用できるものがありますが、猫に中毒を引き起こす成分が含まれているものが多いので、アロマオイルは使用すべきではありません。

4. 浴室

浴室で遊ぶ猫

猫が浴槽に落ちて溺れないように気をつけましょう。蓋をしておいてもずれてしまうことがありますので、目を離すときにはドアは閉めておきましょう。

5. 湿気がたまりやすい場所

北向きの窓など結露でカーテンや壁がいつも濡れている場所は、カビが発生しやすくなります。猫がカビを吸って感染することがありますので、水分をためないような対策が必要です。

まとめ

ぬくぬく寝る猫

冬になると温度管理に気を遣われる飼い主さんは多いと思います。同時に、湿度管理にも気を配りましょう。

湿度管理には、電気製品の安全性や不意の故障への配慮以外にも、注意するべき点があります。一度ご自身の湿度管理を振り返り、改善できることがないかを確認してみましょう。

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