猫が『嗅覚障害』を起こしているときの行動4つ

猫が『嗅覚障害』を起こしているときの行動4つ

自然界では薄暗い時間に狩りをする猫。数百メートル向こうの出来事でも感知できる鼻は猫にとって大切な器官です。しかし猫がその大切なセンサーにトラブルを抱えることは決して珍しくありません。命に関わることもある「嗅覚障害」。そのとき猫がどんな行動をとるかをご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.くしゃみ・鼻水・口呼吸・ズーズーという呼吸音をさせている

鼻を拭かれる猫

これらは典型的な鼻風邪の症状です。猫風邪の一番の原因は猫ヘルペスウィルスや猫カリシウィルスですが、細菌(クラミジア)が原因となることもあります。また他にも真菌(カビ)、鼻の中のポリープや腫瘍などで鼻の調子が悪くなることがあります。

原因はともあれ、このような症状があるときは鼻が利かないだけでなく、呼吸もかなり苦しいはず。一刻も早く病院へ連れて行ってください。

2.好き嫌いをいう

スプーンから顔を背ける猫

「最近好き嫌いをいうようになった」「食べムラが増えた」という場合にも、鼻が利かなくなっていることがあります。匂いがよく分からないので、より強い匂いのものを好むようになるのです。その証拠に今までのフードを温めて香りを立たせると喜んで食べるはず。決してワガママを言っているわけではありませんので、フードに一工夫するといいでしょう。

3.余計な食べ物に興味を持たなくなる

鼻を横腹につけて眠るオレンジ色の猫

もし猫がフードのストック置き場を詮索しなくなったり、食卓の鰹節の匂いやガスコンロの焼き魚に反応しなくなったりと、急に良い子になってきたらこれも注意が必要です。年を重ねて落ち着いてきたせいかもしれませんが、鼻が利かず好きなものに気がつかなくなってきている場合もあるからです。

4.ごはんを食べなくなる

ちゅ~るを食べるキジトラ

嗅覚障害で一番困るのが食欲不振です。お腹が空いたと何度も催促されるのに、お皿を出すとそっぽを向く。温めたり手に取って差し出したりすると何とか食べてくれますが、鼻が利かないとそれほど美味しくもないのでしょう。食欲はあるのにあまり食べないので少しずつ痩せていくのです。

痩せると体力も免疫力も低下します。すると嗅覚障害のおおもとの原因が治りにくくなり、ますます食べなくなっていく。そんな悪循環におちいらないよう早めの対処が大切です。

まとめ

舌舐めずりをする猫

嗅覚障害の怖さは食欲に影響してくることです。我が家の猫も年中鼻を垂らしていて毎回食事に苦労します。原因は普通の猫風邪ですが、それまで全然問題なかったのに13歳を境にひどい鼻詰まりを起こすようになりました。ヘルペスなど普通の猫風邪は一度治っても体内でずっと潜伏しますので、高齢で体力が落ちたタイミングで出てきたのでしょう。

しかし嗅覚障害は猫風邪だけではありません。他の重大な病気が隠れていることもあるのです。もしここで挙げた項目にひっかかることがあれば、できるだけ早く病院へ連れて行って相談・検査を受けるようおすすめします。

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