お金がかかる猫
猫を飼うということは、当然ながらお金がかかることです。
人間と同じように「ご飯を食べて寝る」という生活は最低限ありますし、更に、風邪をひくなどの病気になる事があれば治療代もかかってきます。どの猫を選んでもそれは同じなのですが、よりお金のかかりそうな猫の特徴というのもあります。
これから飼おうとしている猫がその特徴に当てはまっていたら、それなりの覚悟が必要となりますので、是非その前にチェックしてみて下さい。
1.体格の大きな猫
人間と同じで比較的体格の大きな猫であれば、小さな猫よりも食べるご飯の量は多くなります。
メスよりもオスの方が体格が大きくなりやすいので、オスの方が食べる量も増える事が予想されます。
また、猫種によっても体格の大きさは異なります。例えばマンチカンよりもノルウェージャンフォレストキャットの方が体格が大きくなりますので、食べる量も増えます。さらに、ダイナミックな動きで日々遊んだりすることもあるので、必要なスペースの広さも多くなります。また、ノミやマダニの予防薬の金額も体重にしたがって高くなります。
猫ちゃんを選ぶときはこのような点についても、考えるといいでしょう。
2.子猫と高齢猫
人間と同じで、子猫の期間は様々な事が原因で、体調を崩したり怪我をしやすい時期です。
「小さな頃から飼えば懐いてもらえる」という考えで、子猫を飼う人も近年は増えてきています。しかし繊細な体なので温度管理もしっかりとしないといけませんし、高いところに登ったものの降りられなくなり無理して降りようとして骨折することなどもあるのです。
また高齢猫も同じで若い時よりも病気にかかりやすくなります。病院代や通常のご飯よりも高い療養食のキャットフードを毎日摂取しなければならないこともありますので、それらを見越して猫を一生かけて育てていかなければならないのです。
3.長毛種
猫には短毛種と長毛種がありますが、長毛種の方がより多くのブラッシングが必要となります。長毛種の猫は短毛種に比べて汚れが付きやすい傾向にありますので年に数回はトリミングサロンにシャンプーやカットをお願いしないといけないかもしれません。
ブラッシングを怠れば、毛球症という病気になり、最悪手術が必要となってしまうのです。モフモフとしたシルエットに惹かれて長毛種を選ぶ人が多いのですが、もし選ぶなら可愛いだけでなく後に必要なお世話のことも含めて選びましょう。
まとめ
猫の存在は癒しになりますし、気持ちが和みます。お金に換えられないこともたくさんもたらしてくれるのが猫の存在です。しかし、現実問題としてコスト(養育費)はかかります。手を抜いてしまうと思わぬ病気になってしまうこともあります。長毛種のほうが短毛種よりも、大型猫の方がそうではない猫よりも、高齢猫の方が若い猫よりもコストが発生します。楽しく生活を共にするために様々なことを考慮して、どのような猫ちゃんと暮らしていくのか考えていく必要があるでしょう。