1.危険な場所で遊ぶこと
猫はいつも飼い主さんと遊んでいる場所を、「ママから教わった安全地帯」だと考えます。ですから飼い主さんのいない時でも、そこで遊んでしまいがち。しかし家の中には猫に危険な場所があるのです。
①今、危険な場所
- ストーブのそば
- 台所のコンロ
- ガラス製品のそば
など、遊ぶ勢いで物が壊れたり倒れかかってきたり、火傷したりする危険がある場所です。
②何かの弾みで危険になる場所
- 風呂場
- 密閉型の家電製品(洗濯機、電子レンジ、冷蔵庫)
- 洋服ダンスの引出し
現代風の湯船は浅いので猫が溺れることはよほどでなければありません。しかし、フタの加減で出られなくなることがあるのです。
また家電は何かの弾みで閉じ込められると、中から開けることができませんので窒息します。乾燥機使用後の洗濯機やタンスの引出しで遊んでいても、割と「可愛いね」で放置しがち。冷蔵庫で遊ばせる人などいないでしょうが、閉じ込め防止には普段から中に興味を持たせないことが大切なのです。
2.人を傷つける遊び方
猫に噛んだり引っ掻いたりさせてはいけない
遊びの最中、猫が噛んだり引っ掻いたりした時の対処で多いのが「そのまま我慢する」です。しかしそれを許してしまうことが、噛み癖・引っ掻き癖のつく主な原因なのです。
犬と同じで、猫も相手との力関係を探っています。そのため噛んだり引っ掻いたりを許してしまえばそれが正解だと考えます。そしてそのまま放置すれば、自分の要求を通すために平気で牙や爪を使うようになっていきます。
そうなる前に猫を叱らなければなりません。
猫の叱り方とは?
猫の叱り方とは、ズバリ無視することです。
猫が噛んだり引っ掻いたりしたら、即座に「痛い!」と叫んで遊びをやめ、その場を去ります。これは「痛いことをしたら遊ばないよ」という明確な意思表示なので、何回か繰り返せば猫は必ず理解します。
実はこれ、猫が子猫時代にきょうだいと遊んで手加減を学ぶのと同じ方法です。子猫に負けないで、相手(猫)にしっかり意思を伝えていきましょう。1回では理解してくれませんので、繰り返すことが大切です。
まとめ
猫にとって遊びとは「安全な狩りの仕方」と「(猫)社会の生き方」を学ぶ場です。本来なら猫のママが伝えることを、飼い主さんも教えなければなりません。大変そうに見えますが、しかし人の子どもと同じ「させてはいけない」だと思いませんか?遊びにはルールがあるのです。それを教えて心おきなく遊ばせてあげてくださいね。