1.誤飲や誤食の危険性
猫は好奇心が旺盛で、色々な物を口に含んで確かめてみることも多くあります。部屋が散らかっていると、飲み込んでしまいがちな大きさのペットボトルのふたやヒモ状の物が落ちていても飼い主が気づかず、猫が遊んで口に入れたりして、喉を詰まらせたり腸でつまってしまったりするかもしれません。
飼い主の食事の残り、人間用の薬、サプリメントなどが片付けられずに残っていると、猫が食べたりいたずらをして飲み込んでしまうかもしれません。そのような物を誤飲・誤食してしまった場合は猫の命に関わることもあり危険です。
2.物が落ちてくる
猫は用心深く身体能力も優れているので猫自身が落下する危険は少ないのですが、片付いていない部屋にある物が上から猫に落ちてくる事があります。
軽くて小さい物なら猫も避けられるでしょう。しかしガラスや植木鉢など重たく割れる可能性がある物や重い電化製品、置物などは、猫の上に落ちると危険です。
3.衛生害虫などの発生
物が溢れている部屋はノミやダニ、ハエ、ゴキブリ等の衛生害虫やネズミの生物が発生したり居ついたり、もしくは繁殖するおそれが高くなります。そのような生物は、猫の呼吸器に悪影響を及ぼしたり、感染症を媒介したりする可能性もあります。
ゴキブリやネズミを猫が食べてしまえば、猫が病気を引き起こす可能性のある細菌や寄生虫などをもらってしまう可能性があります。きちんと掃除や洗濯がされずに外から持ち込まれたノミが繁殖していたり、屋内で生活するダニがたくさんいたり、ハエやゴキブリがわくような場所は、飼い主にとっても猫にとっても健康に良くないですね。
4.空気が淀む
部屋が片付けられないのであれば、猫のトイレ掃除にも手が回らないかもしれません。猫は綺麗好きなので汚物の残っているトイレを避けて、や汚い砂がいつまでも残っているようなトイレを避けて、トイレ以外でトイレをしたり、トイレを我慢してしまったりする可能性が高くなります。部屋の片づけもされず、猫が嫌がるようなトイレが置いてあるお宅では、通気性も悪くきっと空気が淀んでいるでしょう。そうなると、ますます部屋の環境は悪くなり、心身ともにストレスが溜まってしまうでしょう。
5.動線を確保できない
部屋が散らかっていると、猫の動線を邪魔するので好きなように歩き回ったり運動ができなくなり、猫にストレスがかかってしまうこともあるでしょう。もし猫が動き回るのに問題がなかったとしても、先に説明したように物が落ちてくる可能性があったりして危険です。ストレスが多くかかると問題行動を起こすようになったり、泌尿器系の病気を引き起こしたり、また飼い主もイライラするようになりお互いに気持ちよく暮らせなくなってしまうでしょう。
まとめ
片付いていない場所はNG!汚部屋が猫に危険な理由5つについてお伝えいたしました。
猫を飼うと掃除をするようになったという飼い主さんが多いですが、部屋が散らかっていても気にならない人も少なくはありません。
しかし生活に支障があるような部屋の汚れ方は、飼い主にも猫にも悪い影響を及ぼします。言葉の通じない違う種類の生き物と暮らすのであれば、用心にこしたことは無いでしょう。