猫が通れる隙間のサイズってどのくらい?脱走注意ニャ!

猫が通れる隙間のサイズってどのくらい?脱走注意ニャ!

猫の体は大変にやわらかいのでびっくりするような狭い場所にも入ってしまいます。家の中で隠れるのは大丈夫ですが万が一外へ出てしまうと大変です。それでは注意点を見ていきましょう。

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

3cm以下なら大丈夫

ドアの隙間を入ろうとする猫

体全体が柔らかい猫は「えっ!」と感じるような、ちょっとした隙間にも入り込んでしまうことがあります。しかし猫は頭部が入らなければその隙間を通る事ができません。一見、頭は通らなそうだな、と思える隙間でも、猫が頭を斜めにしたり縦にしたりしているうちに、なんとか通ってしまうことがあります。頭さえ通ってしまえば、あとは体の柔らかさをいかして全身通り抜けてしまうことが可能です。

子猫ではなく成猫でしたら、おおよそ3~5cm以下のスペースを抜けることは難しいでしょう。ただし木材、コンクリート、ガラスや鉄の網など、形を変える事が難しい素材ならば大丈夫ですが、布や段ボールなど、形が流動的な物や壊れやすい材質の場合は、隙間が小さくても壊したり曲げたりして脱走する危険性があります。また、ドアと壁の間などの縦方向にできる隙間だけではなく、ペットゲートと床の間などの横方向にできる隙間にも注意しましょう。

外に興味を持たせない

外見る猫

完全室内飼いの猫が自分のテリトリーである屋内で満足していれば、積極的に脱走を試みることは少ないかもしれません。しかし外の魅力を知っていたり経験上知ってしまった猫や屋内だけで満足していない猫は脱走を試みるようになるかもしれません。

「外に出たがる猫」「家に居させたい飼い主」の相違は、猫にも飼い主にもストレスを溜めさせてしまいます。たくさん遊んであげたり、キャットタワーを設置したり、一人遊びできるおもちゃを与えたりして十分に運動をしてストレスのかからない環境を作り、なるべく外の世界を魅力的と思わせないようにする方が良いでしょう。去勢・避妊手術をしていない猫の場合には、手術をすることが外の世界に興味を持たせないようにする一つの手段になります。

脱走危険箇所1:玄関

ドアをじっと見る後ろ向きの猫

玄関は飼い主を始め、人の出入りがある箇所ですから一番脱走の危険度が高いでしょう。猫が自由に動き回れるスペースを仕切り、玄関前には来られないようにすると安心でしょう。

家の中で玄関前へ二重扉を作れば、外出から帰宅した際にも安心して玄関のドアを開ける事ができます。猫用の二重扉は猫がジャンプできない高さにしたり確実に猫が開けられない扉にする必要があります。筆者個人としては、木材もしくは圧迫感が無く光が入るように鉄製のネットで作るのがおすすめです。

脱走危険箇所2:窓やベランダ

ブラインドから覗く猫

窓やベランダも脱走箇所として危険です。一階のベランダなら健康で運動能力に問題のない猫なら落下しても命の危険はまずありません。しかし完全室内飼いで集合住宅に住んでいると、2階以上の高層階の窓際やベランダにがアクセスすることもあるでしょう。

思わず飛び出して落ちてしまったなど、悲しい事故が起きないように窓やドアをどんな時でもきちんと閉めることはもちろん、転落防止用ネットを使ったりして万が一のための対策をしておくと良いでしょう。網戸で大丈夫なのではと思ってしまうかもしれませんが、猫の爪で網が簡単に破れてしまったり、大きな衝撃が加わると網戸が外れてしまったりすることもあります。

ベランダは隙間をすり抜けてしまったり、ジャンプして塀を飛び越えてしまう危険性があります。猫は助走なく150~200cmほどの跳躍ができますので、塀の上や隙間にもネットを張りましょう。集合住宅でベランダに猫を出す場合、ベランダは住んでいる人が専用使用権を持ってはいますが共有部分ですので、猫の安全の他にも近隣への配慮や非常時のことを考えた上で使い方を考えた方が良いでしょう。

まとめ

隙間から出る猫

猫が通れる隙間のサイズってどのくらい?脱走注意ニャ!についてお伝えいたしました。

猫が快適に暮らしていると一緒にいる私達人間も幸せに感じます。しかし快適さを確保するには飼い主の慎重な考えがとても大切です。今一度環境を見直してみたいですね。

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