好みが別れやすい猫用品
私たち人間の暮らしが豊かになったように、猫を取り巻く環境も豊かになってきています。猫の日用品のバリエーションが豊富になり、本当に必要なものを選ぶことが難しいと感じることがあるでしょう。
画期的なように見えても、実際に使ってくれなければ邪魔になってしまいます。これから紹介する5つの猫用品は、好みが別れやすいものです。意外と不要になってしまうことがあるので参考にしてみてください。
1.カバー付きのトイレ
カバー付きのトイレは臭いが少なく、猫も隠れるように使用できる安心感がメリットです。一方で、中に臭いがこもりやすいというデメリットがあります。
フルカバーのトイレに切り替えた途端トイレに行かなくなり、カバーを外したら普通に使ってくれるというケースも珍しくない現象です。
このタイプのトイレは好みが別れやすいでしょう。愛猫が野性味の強い性格であれば、従来の箱型トイレを選んだほうが無難かもしれません。
2.システムトイレ
ペットシートを併用して使うシステムトイレは、トイレ掃除の頻度と手間を軽くするメリットがあります。特に尿が固まりにくい猫には画期的でしょう。
ただし、こちらも好みが別れやすいというデメリットがあります。確かに掃除の手間は軽くなりますが、頻度を少なくしてしまうことで臭いが残りやすくなってしまいます。
臭いに敏感な猫や、カバー付きのトイレと同様にワイルドな性格の猫には好まれないでしょう。
3.全自動タイプのおもちゃ
電池を入れ、スイッチをONにするだけで勝手に動いてくれるおもちゃは、手を動かす手間が省けます。そして少々値が張るのにも関わらず、魅力的に思えてしまいます。
飼い主さんにとってはとても利便性が高いですが、意外と遊んでくれないというケースが多いでしょう。また、一度は興味を示してくれたものの、すぐに飽きてしまうという傾向が強いのも特徴です。
全自動のおもちゃは動きが単調で、学習能力の高い猫には物足りないのです。さらに音に敏感な猫は、人間には気にならないモーター音が不快と感じることが考えられます。
4.猫用の寝具
せっかく寝具を購入しても、収納されていたダンボールのほうを気に入ってしまうということは多々あります。
一度購入してみなければ好みが分かりません。ただし全く使用せずにダンボールや紙袋を好むようであれば、個性として受け入れてあげましょう。似た系統の寝具を買うことは控えることをおすすめします。
5.首輪
完全室内飼育の猫にとって、首輪は必須アイテムではありません。猫は繊細なので、首輪の質感や付属する鈴を嫌がることがあります。
あまり好まないようであれば、無理に使用しなくても良いでしょう。
不要になった猫用品の活用法
不要になってしまった猫用品の置き場に困ったら、次のような方法でリサイクルすると良いでしょう。
- ネットの無料広告の掲示板(ジモティなど)を活用する
- 保護猫カフェや保護猫施設に寄付する
- 友人や知人に譲るなど
愛猫には好まれなかったものを愛用している猫がいるかもしれません。新品同様であれば、寄付や讓渡を前向きに検討してみてください。
まとめ
今日のねこちゃんより:ルナ♀ / 5歳 / ラグドール
好みが別れやすい猫用品を5つ紹介させていただきました。猫と人間は感覚が異なるので、魅力的に思うものにもギャップがあるのかもしれません。
愛猫の性格や、日頃の行動をヒントにグッズを選んでみてください。