なぜ猫は飼い主さんのことを踏むの?

「布団で横になっていると猫に踏んづけられている…」といった経験をしたことがある人はいませんか?当たり前のような顔をして踏んづけてくるので「ちょっと迷惑だけどなんだか怒るに怒れない…」とモヤモヤしている飼い主さんもいるのではないでしょうか。
そんな猫の”憎めない行動”の心理について、さっそく詳しく解説していきます。
1. 飼い主さんに起きてほしい

「朝ごはんの時間になったのに、飼い主さんがまだ寝ている…」という時に、飼い主さんを起こすためにわざと踏んづけることがあります。
人間の子供でも、両親が朝なかなか起きてこないと「早く起きて~」「お腹空いた~」と乗っかってくることがありますよね。それと全く同じような心理で、猫も飼い主さんを起こしに行っているのです。
2. 飼い主さんに甘えたい

飼い主さんに構ってもらうために、あえて”踏む”といった行動に出る子もなかにはいます。
「構ってほしいのに他の作業に熱中している…」「スマホやテレビばっかり見ていて、こっちに気づいてくれない…」と感じた猫が、飼い主さんに気づいてもらうために踏みつけることがあるのです。
“踏みつける”という猫の行動だけみると荒々しく感じるかもしれませんが、実は甘えたいだけなのかもしれない…と思うととても可愛らしい行動に思えてきますね!
3. 飼い主さんにくっついて温まりたい

気温の低い季節になると、踏んづけてくる…といった場合は、飼い主さんをホットカーペット代わりにして暖をとっている可能性も考えられます。
あまりにも猫が寒がっているようであれば、室温をもっと高くしたり、猫専用の温かい布団などを用意してあげるとよいでしょう。
4. 通りたい道の途中に飼い主さんがいるから

「あの場所に行きたいのに、通り道に飼い主さんがいる…わざわざ迂回するのも面倒だから、踏んづけていこう」と思って、飼い主さんの上を横断していくような形で、踏んづけてくる猫もいます。
人間が思っている以上に、猫は”効率化”を考えている生き物なのかもしれませんね。
5. 踏み台としてちょうどよい高さだから

「飼い主さんを踏んづければ、行きたい場所に手が届く」といったような場合、飼い主さんを踏み台代わりにすることもあります。
猫のからだと比較をすると、人間のからだは何倍も大きいので、猫にとっては”安定している大きな台”に思えるのかもしれませんね。
まとめ

今日のねこちゃんより:ココ♀ / 1歳 / 黒猫 / 4kg
猫は飼い主さんに単なる嫌がらせをしようと思って、踏んづけてくるわけではありません。構ってほしかったり、何か必要があって踏んづけていることがほとんどなのです。
なので、猫が飼い主さんのことを踏んづけてきた場合は「なぜこの子は踏んづけてきたのだろう」と、猫の立場になって考えてあげてみてはいかがでしょうか。