愛猫の成長を感じる瞬間
愛猫と出会った日から、今日までを振り返ってみてください。節目ごとに成長を感じる瞬間があるでしょう。
ここでは、愛猫の成長に嬉しさを感じる瞬間についていくつかピックアップしてみたいと思います。
1.目を合わせてくれるようになった
猫社会のルールでは、目を合わせることは喧嘩を売る行為にあたり、御法度とされています。猫は相手の目を直視することはなく、逆に見つめられると恐怖を感じるのです。
それが、人間の行動を観察する中で、人間同士はアイコンタクトを取ることを覚えます。そして、愛猫もいつの間にか自然と飼い主さんと目を合わせるようになるのです。
私たちにとっては当たり前の行動が、猫にとってはとても勇気のいるものなのです。そう思うと、愛猫の成長ぶりに喜びを感じます。
2.望まないイタズラをしなくなった
子猫はよくイタズラをします。充電器のケーブルや、イヤホンを何本も買い換えたという経験がある方も多いのではないでしょうか?
猫がイタズラをする理由の多くは本能による行動です。成長するにつれて、少なくともイヤホンが獲物ではないこと、飼い主さんが望まない行動であることに気がつきます。
イタズラの内容によっては命に関わることもあります。ヒヤヒヤしていた頃と比べて、危険なイタズラの頻度が減ると「大人になったなぁ」とほっとしますよね。
3.体が丈夫になった
猫は環境の変化に敏感です。家族に迎えた後、愛猫が体調を崩して心配だったという飼い主さんもいらっしゃるでしょう。
子猫から成猫に成長する1年間の間には、いくつか体調を崩しやすい時期が存在します。初乳によって得た母猫の免疫が切れる時期、徐々に成猫用のフードに切替える生後6ヵ月頃などです。
無事に1歳の誕生日を迎えるということは、当たり前のようで実は凄いことなのです。成猫になると比較的丈夫になります。飼い主さんの愛情をたっぷり受けて、危機を乗り越えたのです。
4.甘え上手になった
子猫特有のデレデレモードはとても愛らしいものです。それが徐々に飼い主さんの手を離れて、猫らしくツンデレな甘え方になっていきます。
少々寂しいと感じるかもしれません。でも逆に程よい距離感や本当に甘えたいと思うタイミングで甘えてくれるところが、甘え上手になったと感じる瞬間でもあります。
5.夜間に寝てくれるようになった
猫は薄暗い時間に活発性が増し、日中は寝て過ごすという生活リズムを持っています。夜になれば眠る人間とはズレがあるのです。いわゆる「夜の運動会」をするのも、ちょうど活発に動き回る時間というわけです。
ところが人との生活に慣れてくると落ち着きを見せ、夜間には一緒に寝てくれるようになることがあります。猫は高い適応能力を持っているので、ある程度は人の生活リズムに合わせることができます。
とても些細なことですが、激しい運動会に巻き込まれることなく安眠できると改めて成長を感じるでしょう。
猫の成長を促すために大切なこと
猫の成長を促すためには、飼い主さんの接し方がポイントになります。常に愛情深く接すること、猫の習性を理解して本能が望ましい形で満たされること、積極的に遊ぶ時間を確保するなどです。
まとめ
今日のねこちゃんより:こてつ♂ / 3歳 / マンチカン
猫は体だけでなく、心も大きく成長します。出会った日から今までを振り返ると、愛猫を守ろうと奮闘していたはずなのに、逆に愛猫に守られ、気がつけば育てられているように感じることもあります。
時々、昔を思い出してみてください。愛猫の成長と、健やかな姿に改めて幸せを感じられるのではないでしょうか。