猫ファーストな生活で心がけたいこと
愛猫との生活の中で最も重要視したいことは、「愛猫が幸せであること」でしょう。これを実現するために、猫ファーストな飼い主になりたいという方も多いのではないでしょうか?
ここでは、猫ファーストな飼い主になるために心がけてほしいことを5つご紹介いたします。
1.猫の習性を理解する
猫にとっての幸せは、猫らしい生活を送ることです。猫は1日の大半を寝て過ごすこと、狩りをする動物であること、少量の食事を数回に分けて食べたいことなど、猫の習性を理解することが大切です。
実際に狩りをすることはできませんが、完全室内飼育でも疑似体験なら可能です。遊びとして狩りごっこを取り入れたり、高い場所から周囲を観察できる環境を作りましょう。
2.愛猫ならではの性格を理解する
猫にもそれぞれ個性があります。共通する習性の他に、愛猫ならではの性格を理解する必要があります。
甘えん坊な性格であれば、最低限の留守番ができるように注意しながら、積極的に関わる時間を多くすること、自立した性格の猫は甘えたいときだけ甘えさせてあげるなどの配慮が大切です。
「猫はこういう動物」という概念にとらわれず、愛猫1匹1匹の性格を尊重してあげてください。
3.飼い主さんが健康でいること
野生を知らない猫は、ひとりでは絶対に生きていけません。飼い主さんが頼りなのです。猫のお世話は意外と体力を要します。愛猫が望むことを叶えてあげるためにも、まずは飼い主さん自身の健康を気遣いましょう。
4.アロマを使わない
アロマにはリラックス効果があります。生活に取り入れたい方も多いでしょう。しかし、猫がいるご家庭では絶対にNGです。
アロマで使用するエッセンシャルオイルは、グルクロン酸抱合ができない猫の肝臓では代謝・分解することができない成分です。匂いを嗅ぐだけでも危険を伴うので控えてください。
たとえ犬用であっても猫には危険です。絶対に使用しないでください。ちなみに犬は雑食に属する動物なので、犬用のアロマで、犬に使用してはいけない種類であれば比較的安全に使用することができます。個体差がありますので、使用前にはアロマに詳しい獣医師に確認を取りましょう。
5.必要な出費は惜しまない
愛猫の健やかな暮らしには、必要な出費があります。例えばワクチン代、避妊・去勢手術代、フード代、その他医療費などです。
猫も人間と同様に、病気になることがあります。場合によっては療法食による食事療法を行うことがあります。
愛猫と少しでも長く一緒にいるためには、万が一に備えて猫のために必要になるお金を貯蓄しておく必要があることを忘れてはなりません。加入できる年齢のうちにペット保険に加入することも安心して治療を受けてもらうためには良いでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:こいたろう♂ / 2歳 / キジトラ
愛猫の幸せを願い、愛猫中心の生活を送ることは猫ファーストです。ただし、猫が望むままに過度に甘やかす行為は猫ファーストとは言えません。
愛猫が欲しがるからと人間の食べ物を食べさせたり、自由気ままな生活をさせようと無闇に外出させることは身勝手で無責任なことです。
真の猫ファーストな飼い主になるためには、愛猫の幸せと健やかな生活を守ることを心がけることが大切です。