猫の寝床はどうやって決まる?
1日の大半を寝て過ごす猫にとって寝床は重要です。愛猫の行動を観察していると、ある程度決まった場所で眠っているのではないでしょうか?
猫が寝床に選びやすい場所には次のような特徴があります。
- 日中は日当たりの良い場所
- 誰にも邪魔されず安眠できる場所
- 大好きな飼い主さんのにおいのする場所
以上のような場所が、猫にとって快適な寝床になります。
猫の寝床を固定することはできるの?
就寝時は愛猫と一緒に眠りたい、家で仕事をしているときは近くで眠る愛猫に癒されたいなどの理由から、愛猫の寝床を固定することはできるのでしょうか?
残念ながら、完全に固定することは不可能でしょう。ただし先ほど紹介した特徴を踏まえ、これからご紹介する3つの配慮を心がけることで、ある程度希望が叶うかもしれません。
1.就寝時間をある程度固定する
猫はルーティーンを重んじる動物です。この習性を活かし、私たちも可能な範囲で就寝時間を固定するように心がけます。
そうすることで、自ずとこの時間になったら一緒に寝るという習慣が、愛猫も身についていきます。
2.入眠時に猫が寝やすい姿勢を取る
常に寝相を気にかけることは困難です。そこで、眠りに就く直前の姿勢のみ意識してみてください。
仰向けやうつ伏せを好む方もいるかもしれませんが、この姿勢で愛猫を迎えてしまうと、後に大きな寝返りを打たなければならなくなります。
気持ちよく眠っていた愛猫が布団からはみ出てしまう他、愛猫を気にするあまり寝違えてしまうことも考えられます。
入眠時は横を向くか、仰向けでも愛猫のスペースを十分確保しておくなどの配慮をすることで、積極的に一緒に寝てくれるようになるでしょう。
3.愛猫が安心して眠れることを意識する
猫が多くの時間を睡眠に割くのには理由があります。それは、効率良く狩りを成功させるための体力温存です。家猫にもこの感覚が残っているためよく眠るのです。
いわば眠ることは猫にとっての大事な仕事というわけです。大切な役割を果たすためにも、安心できるということがキーワードになります。
飼い主さんが仕事をする近くで眠っている愛猫を眺めたいと望むのであれば、目の届く範囲にタワーや椅子を置くなどの工夫をしてみてください。そして、最初は眠りの邪魔をせずに見守ることが大切です。
安全で安眠できると判断すれば、自然とその場所が固定の寝床になっていくでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:なつ&ゆず♂ / 4歳 / 雑種(ミックス)
人間の要望で、猫の寝床を完全に決めてしまうことはできません。大切なのは、愛猫に「ここで眠りたい」といかに思ってもらえる配慮ができるかどうかです。
工夫次第では、無理強いすることなく要望が叶うかもしれません。ぽかぽかと陽の当たる環境で、安心して眠れるということを意識してみてください。