猫のストレスと関係する病気
猫がストレスの関与によって発症しやすいと言われている病気は、
- 膀胱炎
- 猫伝染性腹膜炎(FIP)
- 下痢などの消化不良
- 脱毛症
等が挙げられます。
しかし、どれもほかにも考えられる原因がある病気です。例えば、
膀胱炎は細菌感染やウイルス感染によるものが原因の場合もありますし、下痢などの消化体調不良だとほとんどの内科疾患で起こる可能性があります。
脱毛症もストレスが溜まる=毛づくろいの回数が増え、舐めすぎによる脱毛症のほかに、皮膚炎やノミ・ダニによる痒みから、舐めすぎて脱毛症を引き起こす場合も。
ですから、素人が独自に「ストレスが原因だ!」と判断することが難しい為、これらの症状が見られた場合すぐに獣医さんに診てもらい、病気が隠れていないかを調べる必要があります。
猫がストレスを感じない環境づくりとは
病気が隠れていないことがわかりストレスが疑われる場合は、すぐに猫がストレスを感じない環境づくりに励むことが大切です。簡単に見直せる3つのポイントを見ていきましょう!
猫の習性を理解する
日頃から飼育部屋を清潔にしておくのはもちろんですが、猫にとって良いお部屋=高いところに登れる、隠れ場所があることが大切だと考えます。
これらに関しては、無理にキャットタワーを買う必要もなく、お家にあるもので代用できちゃいます!我が家も猫の為に模様替えをしたり、整理整頓したりしました。
写真でいくつかご紹介したいと思います☆
リビングの棚はS字タイプのものを使用しています!お値段も1万円以下、おしゃれに見える、猫が遊べる!といった点で買って満足しています。
ところどころ何も飾っていないのは、猫がくつろぐスペースにしたかったからです☆
調味料等は別の棚を用意し、台所の窓からは猫が外を見ることが出来るよう、何も置かないスペースを用意!毎日3匹で窓の外を眺めています♪
このほかにも、日当たりの良い窓際には大きなラックを設置し、真ん中の段をあけ猫の日向ぼっこスペースに。横にはダンボールハウスも設置しています。
そして我が家にはフリーザーを置いているので、そのフリーザーと食器棚をくっつけて置いてあげることで、食器棚の上に登ることが出来るようにしました!
このように猫が好きなように高い場所や狭い場所でくつろぐことが出来るのは、猫にとってとても大切なポイントです。苦手な人が来た時、怖い思いをしている時に「サッと行ける安心できる場所」を提供してあげましょう!
トイレ
猫=綺麗好きというのはよく知られていますよね。特に猫はトイレにうるさいですよ!我が家の猫たちも、外出して数時間トイレ掃除が出来ない時は、どうやら我慢しているようです^^;
家にいる時はこまめに掃除をしていますが、どうしてもできない時もあります。
この場合、トイレの数を増やすことで猫のストレスは解消できると言えます^^もともと1つだったトイレではすぐに排せつ物でいっぱいになり、トイレを我慢することが増えました。そこで、我が家では猫の数プラス1つのトイレを置くようにしました。
3匹の猫がいるので、トイレは4つ。狭い家の中に4つもいらないだろうな、と思っていましたが、数を増やしたことで、猫たちは常に綺麗なトイレに入ることができるようになります。
掃除した瞬間、猫がトイレに駆け込む、という行動がほぼなくなりました♪
フードや水
フードに関しては、
- お皿が気に食わない
- フード自体に飽きた
等が考えられます。エサ皿に関しては、猫の好みに合わせていくつか試してみるといいですね^^しかし、プラスチック製のものは傷が付きやすく、そこにバクテリアが発生しやすくなりますので避けたいものです。
猫が嫌がらなければ、汚れが落ちやすく頑丈なステンレス製を使用することをオススメします!ですが、金属のニオイが嫌いだという猫もいるそうなので要注意><
そしてフードに飽きた、という点に関してですが、猫がストレスを感じてしまう理由の中でも、割と多い理由です。本来猫は狩りをして生きてきた生き物ですから、毎日同じフードというので飽きてしまいストレスを感じてしまう場合も。
我が家の猫でも毎食同じフードを出すと食いつきが悪くなる子もいます。そこで数種類のフードを用意したり、トッピングをしたりして、毎食味を変えて食べさせています。確かにちょっと手間がかかりますが、ストレスから病気を発症してしまうことを考えれば、このくらいの手間は大きな問題ではありません^^
そして猫は清潔な水が大好き。どうですか?水の容器に毛やホコリ等のごみが浮いていませんか?水のお皿の底の部分、触ってみるとヌルッとしていませんか?><
水は1日も経てば汚れてしまいます。必ず毎日取り換えてあげるようにしましょう!ただでさえ猫は水をたくさん飲まない生き物なので、「水がまずい!汚い!」と感じることで更に水分を取らなくなってしまいます。そうなるとストレスだけでなく、脱水症状も心配になってきますので、お水は常に清熱な状態を保ちましょう!
ちなみに我が家の猫たちは、ウォーターサーバーの冷えた天然水が大好きなようで・・・水道水は飲みません^^;「生意気な!」と思うこともしばしば。もちろん大量に与えていないのでお腹を壊す心配はありませんが、味がわかるんでしょうか?もし与える場合はミネラルがあまり含まれていない軟水かどうか確認し、こまめに取り替えてあげましょう。
まとめ
今回は猫がストレスを感じることで発症してしまう病気や、ストレスを感じにくくするための方法をご紹介させていただきました!中でも猫の習性を利用した環境づくりは、私の中でとても大切なものだと思いましたので、いくつか写真付きでご紹介しました。皆さんも試してみてくださいね☆