いつものよだれとは?
犬よりは猫の方がよだれは少ないようです。もちろんよだれを垂らしたからと心配しすぎることはありません。お腹が空いたりリラックスしていたりするときによだれは出ます。
しかし、何らかの原因があるよだれは尋常ではない症状があり、猫の身体に異変が起きているのが分かります。
1. よだれに血が混じる?
よだれに血が混じったり茶色のよだれを垂らしたりするときは、歯周病や口内炎など口の中の病気を疑った方が良いでしょう。口の中が赤く腫れていたり臭かったり、食べ辛そうにしていたり食欲がなくなってきたりした場合はすぐに病院を受診しましょう。食事を摂取することができなくなると命の危険性が高まります。
2. 何だかくさい?
よだれが臭いときは腎不全などの可能性があります。くさいよだれの出る口でグルーミングをすると猫の身体全体からアンモニアのような酸っぱいような臭いがしてきます。身体に毒素が溜まっているので嘔吐を何度もし、食欲がなくなり次第に痩せてくる場合は早急に病院を受診してください。特に高齢の猫は腎不全の危険性が高いです。
3. よだれに泡が混じる?
よだれに白い泡が混じるときは、てんかんもしくは中毒の可能性があります。中毒は誤飲や誤食した物や量によって一刻を争いますので、すぐに病院へ電話をし指示を仰ぎましょう。てんかん発作の場合は猫には触れずに周りにある物をどけ、猫がぶつからないようにしましょう。
4. 止まらないほど出る
よだれが止まらなく口のまわりを気にしているときは、口の中やあごに怪我があったり異物を飲み込んでいる可能性があります。今まで何事もなく遊んでいた猫がダラダラとよだれを出し続けているのならば誤飲を疑い、至急病院を受診しましょう。
5. 口を開けながらよだれ
口を開けてハアハアしながらよだれが流れ続け、一緒に嘔吐があり呼吸が荒いときは熱中症の可能性が高いでしょう。進行するとけいれんを起こしたり、命に係わる危険性がありますので、すぐに病院を受診してください。
まとめ
猫の「よだれ」がいつもと違う…考えられる原因5つについてお伝えいたしました。猫がいつもと違う様子のときは様子を見ないで動物病院を受診しましょう。愛猫も飼い主もお互いに健康で長生きできるようにしたいですね!