猫のダイエット!やって良いこと悪いこと5選

猫のダイエット!やって良いこと悪いこと5選

気がついたら愛猫が肥満になっていた…。こうなるとダイエットが必要になってきますが、その場合どうすれば良いのでしょうか?やって良いことと悪いことをお伝えしていきます!

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1. ダイエット計画を立てて実践

体重計に乗ってこちらを見上げる猫

猫のダイエットをする場合は、行き当たりばったりではいけません。しっかりと計画を立て、実践していきましょう。あまりに急激に体重を落とすのは良くありません。週に体重2%以下、1か月で5%程度を落とすのが基準です。ここは猫の体質などによっても変わってきますので、かかりつけ医に相談して計画するのがベストでしょう。

ゆっくりめに設定するのが一般的です。急激な体重変化は猫の心身へ負担をかけてしまいます。また飼い主さんにとっても負担が大きくなる場合がありますので、焦らずに行っていくことをオススメします。

2. 食事管理

お皿の前で待っている猫

まず、猫のダイエットで必要になるのが「食事管理」です。当たり前ですが消費カロリーよりも摂取するカロリーが低ければ、自然と体重は減少していきます。

ですが、とにかく摂取カロリーを低くすれば良いというものではありません。必要な栄養を取らなければ健康に影響が出てしまいます。この辺りは獣医師と相談して決めていきましょう。

そして大事なのが、しっかりとその量を守ることです。猫に可愛くおねだりされてついつい、フードの袋の口が緩んでは意味がありません。そこは飼い主さんの踏ん張り所です。猫のためにしっかりと管理していきましょう。

3. 運動管理

おもちゃから出るオヤツを食べている猫

適度な運動を促すのも、ダイエットの上で大切です。あまりに肥満度が高いと初めのうちは遊んでくれないかもしれません。体が重く、動くのがおっくうに感じてしまうからです。猫が遊ぶことでご飯が獲得できるフードフィーダーや、ご飯にたどり着くまでちょっとした段差を設けるなど、工夫して運動させるようにしてみてください。

1日に2回、短い時間でも良いので体を動かすときがあると良いでしょう。ダイエットが進むにつれて体が軽くなり、それまでは乗り気でなかった猫も徐々に遊びに興味を持ってくれるかもしれません。根気良く続けていきましょう。

4. 急激な食事制限はNG

空のフードボウルと見上げる猫

ダイエットさせるからといって急激な食事制限を行うのはNGです。猫にストレスを感じさせてしまうばかりか栄養バランスが崩れてしまいます。

急激に栄養不足が起こると肝リピドーシスという病気になってしまいます。肝リピドーシスとは肝臓に脂肪が溜まり、機能不全を起こす病気です。命にも関わってくるので、注意しなければいけません。

5. 高カロリーおやつはNG

人の持つおやつに手を伸ばしている猫

ダイエット中にもおやつを与えて良いのか?と疑問に思う飼い主さんは多いです。与えても良いのですが、高カロリーのものは避けましょう。

探せば低カロリーのおやつはたくさんあります。あえて肥満を冗長する高カロリーおやつを与える必要はないのです。おやつを与えた場合は必ず、その分のカロリーを食事から差し引くようにしてください。そうすればダイエットに影響を与えず、猫に満足してもらうことができます。

まとめ

体重計に乗って数値を見つめる猫

猫のダイエットには根気が必要です。ゆっくり焦らずに痩せていけるように、飼い主さんが心がけてあげましょう。スリムになった愛猫のイメージを描けば、継続のモチベーションになります。猫の健康のためにも、頑張ってあげましょう!

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