猫の「要求鳴き」とは?

猫の「要求鳴き」とは、その名の通り”猫が飼い主さんに要求があるときに出す鳴き声”のことです。お腹が空いてごはんやおやつが欲しいとき、ドアや窓を開けてほしいとき、構ってほしいときなどに「にゃーん」「ニャッ」といったような、高い声で要求をする子が多いです。
欲求が強いと何度も鳴いてアピールする子もおり、なかには飼い主さんが要求に応えてくれるまで、しつこく鳴き続ける猫もいます。
「要求鳴き」をしてきたときはどうする?

それでは猫が「要求鳴き」をしている場合、どのように対応するのが良いのでしょうか。猫の要求の内容によって適切な対処法は異なってきますが、以下2つのことを念頭に置いて動いてみましょう。
何の要求しているのか見極める

猫が飼い主さんに対して「要求鳴き」をしていたら、まずは猫が何の要求をしているのか見極めることが大切です。猫が鳴いている場所や、時間帯などによって、何の要求をしているのか察してあげましょう。
例えば、ドアの前で鳴いていたら「ドアを開けてほしい」と訴えている可能性が考えられますし、ごはんをあげている時間帯に鳴いているのであれば「お腹が空いた」と訴えている可能性が考えられます。適切な対処をするためには、猫の要求を正しく理解することが重要なのです。
必要なことであればすぐに対応する

猫の要求の内容が分かったら、必要な範囲内で対応してあげるのが好ましいです。お腹が空いているのであれば、必要な量のごはんを与える、ドアを開けて欲しそうにしているのであれば、安全な範囲内でドアを解放してあげる…といった判断で動いてあげるのが適切です。
愛猫が可愛い声で鳴いていると、全ての要求につい応えてあげたくなる気持ちはとてもよく分かります。しかし、甘やかしすぎるとトラブルを招いてしまうこともあるので注意が必要です。
可愛いからといって、猫が満足するまでおやつを与えすぎてしまうと肥満になるリスクがありますし、猫が行きたがっているからといって、危険な物が置いてある部屋や屋外に出してしまうと、思わぬ事故などに繋がってしまう可能性もあるのです。
猫の要求に全て応えることが正しいのではなく、猫のためを思った行動をとってあげるのが正しいといえます。
まとめ

今日のねこちゃんより:ココア♂ / 2歳 / ミヌエット / 6kg
猫が「要求鳴き」をしているときは、まず冷静になって、猫の立場や気持ちを察してあげましょう。そして、猫にとって安全であり、適切だと判断できる場合は、要求に応えてあげるのが好ましいです。