1.ふわふわ
ふんわりとしたさわり心地、細くて長い柔らかい毛の猫は、ブラッシングが重要です。短毛の猫の場合、見た目は普通でも、毛が密集していて毛量が多く、抜け毛の量も多いことがあります。触ると、柔らかいですが、毛が多いので弾力を感じるでしょう。
お手入れは、こまめにブラッシングをして、抜け毛を取り除いてあげることです。毛づくろいで飲み込んでしまう毛を減らすことで、便秘や毛球症を防いだり、毛が絡んで毛玉になるのを防げます。特に春と秋の換毛期は抜け毛が多くなるので、毎日ブラッシングをしましょう。
長毛の猫は、耳の下や脇などの毛が柔らかく、絡まって毛玉になりやすいです。抜け毛も多いので、毎日のブラッシングが必要です。ブラッシングは、毛を引っ張られると痛いので手で押さえながら行ったり、ブラッシングスプレーを使ってブラシの通りをよくしたりして行いましょう。
毛玉ができてしまっているところは、コームを使って少しずつほぐしますが、自宅でケアできないほど毛玉がひどくなってしまった場合は、トリミングサロンや動物病院でケアをしてもらうことをおすすめします。
2.しっとり
アビシニアンや、シャム、日本猫のミックスなどはなめらかな触り心地が特徴です。触り心地からもわかるように、内側の毛は少なく、ふんわりした毛質の猫と比べると抜け毛は少ないです。ブラッシングは週に1回は行いましょう。ブラッシングは、ラバーブラシやスリッカーブラシで皮膚を傷つけないように優しく行います。毛玉ができていないか、皮膚に異常がないか確かめながらブラッシングをします。
3.ごわごわ
表面の毛が硬めで、内側の毛が柔らかい猫もいます。ノルウェージャンフォレストキャットやメインクーンなどが該当します。お手入れは他の毛質の猫と同じように、ブラッシングです。長毛の猫の場合、毛が絡まって毛玉になることもあるので、毎日ブラッシングが必要です。また、ノルウェージャンフォレストキャットはオイリーな肌なので、定期的にシャンプーをして汚れを落としてあげましょう。
4.巻毛
セルカークレックス、ラパーマ、デボンレックスなどは、毛がくるくると巻いているのが特徴です。そのため、毛が絡みやすく、抜け毛も落ちにくいためブラッシングが大切です。しかし、ブラッシングをしすぎると、特徴であるカールが取れてしまうこともあるので、やりすぎないようにしなければなりません。
5.ヘアレス
被毛がほとんどないヘアレスキャットと呼ばれる猫種がいます。被毛がほとんどないので、ブラッシングをする必要はありません。しかし、皮脂で体が汚れやすくなるので、毎日蒸しタオルで拭くなどして清潔にしてあげることが必要です。
まとめ
今日のねこちゃんより:くうちゃん♂ / 雑種(ミックス) / 3kg
猫と一言で言っても、毛質、毛の長さ、毛の密度など猫によって様々です。ふんわり、なめらか、硬めの毛などがあります。ブラッシングが基本で、毛質によって毎日必要だったり、週に1回ほど必要だったりします。愛猫の毛質にあったケアをして、快適に暮らせるようにしてあげましょう。