1.体力を発散させる
夜にはしゃぐのは日中暇にしているのが原因かも
飼い主さんがお仕事で日中お留守番をしている猫ちゃんは、昼間にはウトウトしている時間がほとんどです。ひとりで遊ぶことにも限度がありますので、飼い主さんがいない時間が長いと暇を持て余してしまいがちです。
猫は犬と違って散歩にも行きませんので、基本的に猫は退屈しやすいのです。また、日中の寂しさから「飼い主さんに構ってほしい」という欲求で夜間に元気になってしまうこともあるでしょう。
日中と寝る前に遊びの時間を設ける
日中お仕事の方は難しいかもしれませんが、できるだけ日中の時間帯に遊びの時間を設けてあげるのが良いでしょう。猫は「短時間で全力を出せるような遊び方」が好きなので、出勤前の5分程度でも構いません。
そして、夜ごはんを食べる前にも遊びの時間を設けてあげると、ほど良い疲れとごはんへの満足感で夜グッスリ眠りやすくなります。1~2歳頃までの猫は若くて遊び盛りなので、その子の体力を見ながら寝る前にも遊んであげるとなお良いでしょう。
2.飼い主さんの規則正しい生活
飼い猫は人間の生活に合わせてくれる
「猫は夜行性」と言われていましたが、猫が最も活発になる時間帯は「明け方と夕方」です。しかし、人間とともに暮らす猫は意外と飼い主さんの生活リズムに合わせることができます。
我が家の3匹の猫たちも夜は眠るか静かに過ごしており、真夜中の大運動会が開かれることはほとんどありません。
若い猫ちゃんがいる場合は、遊びの時間が足りないと体力が有り余ってしまうことがあるかもしれませんが、2歳頃には落ち着いてくるでしょう。飼い主さんが規則正しい生活をすることで、猫たちも同じような生活リズムで過ごすことができるでしょう。
電気のオンオフが影響する
人間と暮らす猫たちにとって、家の電気(ライト)の光の有無は生活リズムに影響します。野生動物は太陽の昇るリズムと自分の生活リズムが関係していますが、夜でも電気がついて明るい環境の飼い猫たちは、照明によって生活リズムが分からなくなってしまうのです。
明るいから活発で暗いから静かになるというわけではないのですが、「電気が消えると飼い主さんが眠る(遊ばない時間)」というように、照明のオンオフによって生活リズムが付きやすくなります。
3.ぐっすり眠れる場所づくり
静かな部屋を提供する
猫はそのときそのときで「お気に入りの場所」を選びたがることがあるので、一晩中同じ場所で眠ることがない場合もあります。そのため「静かで猫にとって心地が良い部屋」を複数解放しておいてあげると、猫ちゃんが夜の間に思い思いの場所で眠りやすくなります。
複数のくつろぎ場所をつくる
くつろぐ場所も複数用意してあげましょう。猫たちを見ていると、その子によってお気に入りの場所が大体特定されてきますが、1匹に対して1か所ではなく複数あることが多いです。
そのときの気分や室温、部屋の賑やかさなどで猫はくつろぐ場所を選びますので、猫ちゃんが好みそうなスペースを複数用意してあげましょう。特に多頭飼いの場合は、他の猫と場所を取り合って肩身の狭い子が出ないようにしてあげましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:ほのぼの♂ / 白猫 / 1kg
我が家で一番若い猫も落ち着き出したので、夜の大運動会が開催されることはほとんどなくなりました。子猫の頃は自分の体力の限界も知らず好奇心と体力の元気玉のようだったので、眠ろうとする私のところにおもちゃを持ってきて「遊んでくれ」と起こしに来ることもありました。
猫の大運動会はものすごい勢いで走り回り、時に私のお腹を踏んづけていくのでヒヤヒヤします。夜は物音が響きやすいので、ご近所さんに迷惑がかからないかも心配になりますよね。
愛猫に夜グッスリ眠ってもらうためには、
- 遊びの時間をしっかり設ける
- 飼い主さんが規則正しい生活をする
- 愛猫がグッスリ眠れる場所をつくる
この3つの対策が効果的です。愛猫の夜中の元気ハツラツにお悩みの方はぜひ試してみてください。