猫がくねくねと床で寝転ぶのはなぜ?

猫がくねくねと床で寝転ぶのにはきちんとした理由があります。猫によって理由はさまざまで、可愛らしいケースもあれば、場合によっては診察が必要になるケースもあるのです。
それでは、具体的にどのようなケースが考えられるのか、さっそく見ていきましょう!
1. 発情期だから

避妊手術をしていないメス猫は、発情期になると床に寝転んでからだをくねくねと動かす傾向にあります。
春や秋などに発情することが多く、からだをくねくねさせることにより、興奮していることをアピールしているのです。
完全室内飼いをしていたり、交尾をさせる予定がない場合、交尾ができないせいで猫がストレスを抱えてしまう可能性もありますし、避妊手術をしていないメス猫が万が一家出をしてしまった場合、望まぬ妊娠をしてしまうリスクもあります。
なので、交尾をさせる予定がないのであれば、動物病院と相談した上で避妊手術を受けさせたほうが良いでしょう。
2. 甘えたいから

猫は甘えたい時に、飼い主さんにアピールするために、床でくねくねと動くことがあります。
「一緒に遊んでほしい」「構ってほしい」といった気持ちを飼い主さんに伝えるために、可愛く動いておねだりしているのでしょう。
3. マタタビのにおいを嗅いだから

猫は興奮状態になると、からだをくねくねと動かす傾向にあります。
なので、猫の”興奮状態”を起こしやすいとされているマタタビのにおいを嗅いで、くねくねとからだを動かす子は多いようです。
マタタビによる興奮は、人間でいうと”お酒で酔っぱらって気持ちよくなっている状態”に近いといえます。
4. 背中が痒いから

猫はきれい好きな生き物なので、手や舌を使ってこまめに毛づくろいを行います。しかし、背中は猫の手や舌が届かない部位であるため、痒かったり違和感があっても、毛づくろいしにくいのです。
そのため、寝転んでくねくねと動き、床を背中を擦りつけながら、痒さや違和感を解消することがあります。
ただの毛づくろいの一環でたまに背中をこすりつけているのであれば特に問題はありませんが、頻繫に背中をこすりつけている場合は注意が必要です。
皮膚の状態を確認
ノミやダニといった寄生虫による痒みや、皮膚病による違和感が起きている可能性もあるため、背中の皮膚の状態もこまめに確認しておきましょう。
もし異変が見られる場合は、早めに動物病院で相談するのがおすすめです。
まとめ

今日のねこちゃんより:沙羅ちゃん♀ / 12歳 / 雑種(ミックス) / 4kg
愛猫が床でくねくねと動いている場合は、どのような意図があるのか読み取ってあげることが大切です。意図をくみ取って、猫の要求や困っていることに応えてあげれば、猫との仲もさらに良くなるかもしれませんよ!