1. 警戒心から逃げる
撫でさせてもらえるのは猫が触れてくる相手に気を許しているからです。猫との信頼関係が無ければ側に寄るだけで逃げられるでしょう。
近づこうとする素振りで逃げられたのでなければ、猫との距離感はだいぶ進んでいるかもしれませんが撫でるまではもう少し時間は必要です。
2. タイミングが悪い?!
撫でるだけではなく、猫と接するときは猫のタイミングに合わせなければやはり逃げられてしまうでしょう。セルフグルーミングをしていたり、爪とぎをしているなど猫が自分の世界に入っている時に撫でようとしても、猫に嫌がられ逃げてしまいます。
3. 苦手な場所を撫でた!
撫でる時にお尻の周りや尻尾、そしてお腹に触れませんでしたか?猫は自分の弱い部分や苦手な箇所を触られると嫌がってしまいます。
気持ちの良い顎や頭など、抵抗なく触れられる箇所から徐々に身体の方へ移行すれば、逃げないかもしれません。ただし触れていも途中で尻尾をパタンパタンとしたり、噛み付いてきたら逃げられる寸前ですから中止しましょう。
4. 病気や怪我をしている
我慢強い猫は捻挫や骨折などの怪我や病気でも、痛みがあるように見えない事が多いです。痛みの有無は飼い主が身体に触れた時に、猫が怒ったり逃げたりして確認できるようです。
猫が怪我や病気をかばって動いていると、他の健康な部分にも影響が出てきてしまいますから病院で調べてもらいましょう。
5. 撫でられるのは嫌ニャ!
猫が自分から寄って来たから撫でようとしたのに逃げられると、悲しくなることはありませんか?
猫自身の気持ちは側に寄りたかっただけなのかもしれません。もしくは飽きてしまったら逃げます。勝手に寄って勝手に逃げて行く様子は寂しいですが、猫らしい猫の性格でしょう。気にしないでおきましょう。
まとめ
猫を撫でようとしたら逃げられた…理由5つ。ケガや病気の可能性についてお伝えいたしました。
猫を撫でると肥満等の有無、皮膚病の確認、そして病気や怪我等確認できる事が多いのですよね。猫が普段と違う様子を見せるときは何か理由があります。ぜひ猫に寄り添い気持ちを探りたいですね!
猫が触られることを嫌がる病気に「黄色脂肪症(イエローファット)」があります。背の青い魚(サバ、イワシなど)に多く含まれる不飽和脂肪酸の過剰摂取が原因になる病気です。
このような脂肪酸を多く摂取すると脂肪が変性・炎症を起こします。本来脂肪が白いのですが黄色くなってしまうことから「黄色脂肪症」と呼ばれます。変性した部分の脂肪は硬くなり痛みを生じるため、極端に触られることを嫌がります。特に胸部や腹部の皮下に発生しやすいといわれます。
バランスの取れたキャットフードを食べることの多い現代の猫では少なくなった病気ですが、魚を多く食べる猫では発生する可能性のある病気です。