猫が腰を低くして歩いているときの心理4つ

猫が腰を低くして歩いているときの心理4つ

猫の歩き方、走り方はいろいろあり、猫の気持ちがあらわれています。猫が腰を低くして歩いている場合は、どんな気持ちでいるのでしょうか。愛猫が腰を低くして歩いていたら観察してみましょう。

1. おびえ、警戒、不安

部屋の隅で体を小さくして怯える猫

猫が腰を低くして、頭を下げて、体を小さくしているときは、おびえて不安になっているときです。タイミングを見てすぐに逃げ出そうと弱気になっています。その状態で、慎重に歩いたり、逃げるように速歩で歩いたりします。お腹が床につきそうなほど低くして歩く姿を見ると、ちょっとびっくりしてしまいますよね。

雷や花火など大きな音に驚いた、お客さんが来た、新入り猫が来た、見知らぬ物が部屋にある、初めての場所に来た、猫が苦手なニオイや音がするなどのときに、こういった動きをする猫がいます。また、ハーネスに慣れていない猫や外が苦手な猫も、腰を低くして歩いてしまうことがあります。

愛猫の場合

我が家の猫は、お坊さんが来たときに、お経を読み始めると「どこかに隠れなくちゃ」と腰を低くして落ち着かない様子でウロウロし始めます。警戒心の強い先輩猫と、フレンドリーな性格の後輩猫、どちらも初めてお経を聞いたときに同じ反応をしていました。

他には、窓の外に野良猫が来たとき、動物病院に行くためにキャリーを持ってきたときと、動物病院から帰ってきたときも姿勢を低くしてそわそわと歩いています。

2. 獲物を狙っている

姿勢を低くして歩く猫の後ろ姿

猫とおもちゃで遊んでいると、伏せの姿勢になることがあります。獲物に気が付かれないように低い姿勢にしているんです。猫から少し離れた場所でおもちゃを動かすと、低い姿勢のまま少しずつ近づいて狙ってくれることがあります。

3. 体調が悪い

病院で聴診器を当てられている猫

病気やケガなどの影響で、歩き方がぎこちなくなることがあります。糖尿病では神経系の障害で、猫がかかとを床につけて歩くことがあります。歩き方がおかしいときは、動物病院に相談をしましょう。

4. 発情

こちらに向かって歩いてくる猫

避妊手術を受けていないメス猫は、年に数回発情期を迎えます。発情期のメス猫は、ほふく前進のような歩き方をします。

他にも、やたらと体をスリスリとあちこちにこすりつけたり、とても大きな鳴き声を出したりするなど、発情期特有の行動を取り、この行動に飼い主さんが困ってしまうこともあるんです。繁殖する予定がないのであれば、避妊手術を受けさせることをおすすめします。

まとめ

猫ママ

ゆったり歩いたり、ご機嫌に早歩きをしたり、猫はいろんな歩き方をしますが、腰を低くして歩くこともあるんです。怖いときや、関わりたくないと思っているとき、体調不良や発情のときに腰を低くして歩くことがあります。

普段あまり見ることがない歩き方かもしれませんが、猫が姿勢を低くして歩いているときはよく観察してみましょう。

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