1. 飼い主さんが悲しんでいるとき
飼い主さんがしょんぼりしている、涙を流しているときに、いつのまにか猫が隣で寄り添ってくれていることがあります。いつもと違う雰囲気に気がついて、どうしたのか確かめに来ているんです。
飼い主さんが泣いていると、顔をのぞきこんだり、涙をなめたりする猫もいます。また、飼い主さんと同じように、目に涙をためる猫や、悲しそうにニャーニャーと鳴く猫もいるんだそうです。
さらに、いつもなら「お腹空いた!」など要求のために鳴いている猫が、飼い主さんの様子を察知して、鳴かずに我慢する猫もいるんです。
猫も、様子がおかしいと感じて気をつかったままでいるかもしれません。飼い主さんの気持ちが落ち着いたら、いつものように声をかけて安心させてあげましょう。
2. 飼い主さんが嫌だなと感じているとき
飼い主さんが嫌だと感じていると、それは猫にも伝わっています。例えば、飼い主さんが苦手な人がおうちにきたときは、猫がその人に対して警戒したり威嚇したりするんです。
中には嫌がらせのような行動をとる猫もいるそうです。
3. 飼い主さんが出かける用事があるとき
猫に直接話をしていないのに、なぜか気づかれてしまうことがあります。例えば、飼い主さんが出かけるときです。その空気を読んで、飼い主さんのバッグやスーツケースに入って「行かないで」アピールを上手にしていることがあります。
また、朝早くに出発するときに、飼い主さんよりも猫が先に起きているなんてこともあります。
我が家の猫の場合は、私が出かけるときは「行かないでアピール」ではなく「出かけるんだ。へー、ふーん」と冷たい態度になってしまいます。猫なりに空気を読んで静かにしていると思っています。
4. 飼い主さんが危険なとき
家族やきょうだいでケンカになってしまったとき、意外にも猫が仲裁に入ることがあります。初めは見守っているだけだったのに、ケンカが激しくなりそうになると、間に入ってやめさせようとすることがあります。
また、猫が一番信頼する人が傷つけられそうになると、守ろうと相手を威嚇したり攻撃したりする猫もいるんです。
5. 薬を飲まされるとき
猫に薬を飲ませたり、目薬をさしたりするのはちょっと大変なときがあります。飼い主さんが薬を持っているのを見た瞬間に逃げ出す猫もいますが、飼い主さんが猫に薬を飲ませようと思っただけで、何かを察知して逃げてしまう超能力者のような猫もいるんです。
まとめ
今日のねこちゃんより:うに♂ / 1歳 / 雑種(ミックス) / 4.5kg
猫は気ままな生き物で空気を読まないところが魅力でもありますが、空気を読んでいるかのような行動をとることがあるんです。
飼い主さんが悲しそうにしていると寄り添ったり、飼い主さんを守ろうとしたりすることがあります。それだけではなく、何かを感じて飼い主さんが出かけるのを阻止しようとしたり、薬を飲みたくなくて逃げたりすることもあるんです。愛猫がどんなときに空気を読むのか観察してみてはいかがでしょう。