1. 食器用スポンジ
猫が食器用スポンジを好きな理由
水浸しの床をたどっていくと、無残にも仕留められた食器用スポンジと満足感に満ちた愛猫の姿…食器用スポンジにイタズラしてしまう猫ちゃんが結構います。メラミンスポンジが好きな子もいますね。
どうやら食器用スポンジの
- 歯ざわり
- 噛みちぎれる感触
- 湿った感触
- 食べ物や洗剤のニオイ
- くわえられる大きさと重さ
などが猫ゴコロをつかんでしまうようです。
手の届かない場所に干すか、素材を変える
まだ乾いていないスポンジを猫ちゃんが持ち出してしまうとお部屋が汚れてしまいますし、スポンジを誤食してしまう恐れもあって心配です。なにより、毎回ボロボロにされてしまうともったいないですよね。
愛猫がスポンジをハントしたがる場合は手の届かない場所に置くか、スポンジではない素材のものに替えるとイタズラしなくなるかもしれません。
我が家の愛猫も、乾かし途中の食器用スポンジをいたぶって床が汚れてしまうことがあったので、現在はスポンジではなくタオルハンカチのような形状のものを使用しています。
2. 靴下を履いている足
着用中、着用後の靴下がたまらにゃい!
靴下を履いている飼い主さんの足に猫パンチをしたり、噛みついたり、じゃれついてケリケリしてくることがあります。また、靴下のニオイを嗅いだかと思えばポカ―ンとした顔でぼんやりしてしまうことも。
脱衣所から嬉々として登場した愛猫のお口に、さっき脱いだお父さんの靴下が!ということもあります。どうやら、猫は靴下を履いている足や着用後の靴下が気になってしまうようです。
猫は動物性の匂いに敏感
猫は肉食動物なので、肉や脂肪、皮脂などの動物性の匂いに敏感です。足の裏や指の間は汗をかきやすいので、靴下を履いていると飼い主さんの体臭が靴下に含まれます。
その汗や皮脂のニオイに野生のハンタースイッチがオンになってしまうことで、飼い主さんの足にじゃれついてしまうことが考えられます。
飼い主さんのフェロモンに反応
猫が口を半開きにしてほげーっとした顔をするのは「フレーメン反応」によるものです。これはフェロモンを感知するときの反応で、フェロモンを感知する「ヤコブソン器官」が口の中の上あご側にあるため口を半開きにします。
人間の体臭には、猫のフェロモンに似た成分が含まれています。履いている状態や脱いだ後の靴下には飼い主さんの体臭が強く移っていますので、猫は「フェロモンを感じる!」と興味津々になりやすいです。
フェロモンを感じるヤコブソン器官は嗅覚とは違う器官なので、足がクサイと思ってあの顔になっているわけではありません。逆に、飼い主さんの体臭が強く感じられる靴下に安心感を抱いていると考えられます。
3. イニシャルG
恐怖のお土産
名前を明記するのもおぞましい、家庭内の安寧をおびやかす茶光しするあの虫…イニシャルG。あろうことか、彼らを愛猫がハンティングして仕留めたり「お土産」として飼い主のもとに持ってくることが…。愛猫がそのキュートなお口で運んできて、嬉々として差し出してくるという青天の霹靂に、もはや気絶寸前です。
ただ狩りを楽しむ愛猫
極めつけは、猫たちはただ「狩りを楽しんでいる」ということ。Gが憎いからやっつけたいというわけではなく、かまうのが楽しくてちょっかいを出しているだけであることも。追いかけられ、もてあそばれるGだって、きっと恐怖のどん底にいることでしょう。
不規則に動くものでハンタースイッチがオンになる
猫はそのハンターの本能から、不規則に動くものを狩りたくなる習性があります。Gはもちろん生き物なので不規則に動きますし、足が速いので猫がワクワクしてしまうんですね。猫たちにとってはGは「大変魅力的な存在」なのかもしれません。気が遠くなります。
4. 揺れる服の裾
「茂みに隠れて動く小動物」の設定?
流行から定番になったワイドパンツやガウチョパンツ、ロングスカートなどは、歩いたり動いたりすると裾に動きが出やすいです。春夏用で薄手の素材だと、よりひらひらと揺れ動きます。
猫がその裾の動きに反応してハンタースイッチがオンになると、ボトムの裾や飼い主さんの足を目がけてアタックしてくることがあります。揺れる洋服の裾も、猫たちにとっては「茂みに隠れて動く小動物」を察知した時のようなワクワク感があるのでしょう。
お気に入りの服は猫の前で着ないようにする
私も裾幅が広いボトムを履いている時には、愛猫が裾にパンチしてきたり、ガバッと抱え込んできたり、時には裾からボトムの中に入ってきたり(!)します。
洋服へのアタックは愛猫の爪が引っかかって傷んでしまうことが心配ですね。爪切りを定期的に行って、お気に入りのお洋服はできるだけ室内で着ないようにすると安心です。
まとめ
今日のねこちゃんより:シンバ♂ / 1歳 / ベンガル / 5.5kg
猫は小動物を捕食するハンターなので、たとえ室内で飼育されていてもその本能によって様々なものをハンティングすることがあります。
何にワクワクするのかはその子の個性によって違いますが、時に抱腹絶倒、時に気絶寸前なハプニングになることも。みなさんの愛猫はどんなものをハンティングしたがるでしょうか?