1. 猫の耳はネズミの足音が聞こえるほど優秀
猫は聴覚がとても優れているそうです。では、どれくらい優れているのかと言いますと……、人間の耳は約20ヘルツから約2万ヘルツまでの音を聞きとることができるといわれていますが、猫は約30キロヘルツから約6万ヘルツ、猫によっては8万ヘルツ以上の音を聞きとれるそうです。
つまり、猫は人間よりも低い音を少しだけ聞きとることはできませんが、高い音に関しては猫の方が圧倒的に聞こえるということになり、人間が聞き取れない微かな高音を感じ取ることができるのです。
耳の向きを変えられる
また、猫の耳は180度自由に向きを変えることができるので、どの位置から音が聞こえているのか。さらには音がした場所の距離がどのくらいなのか、といったことをピンポイントで探ることが可能だそうですよ。
たとえば、猫は20M先にいるネズミの足音にも感づけるのだとか。猫の可愛い三角の耳には非常に優れた能力が秘められていたのですね。
2. 瞬間速度は約50キロ以上!?驚異的な足の速さ
猫に備わっている優れた能力、それは『驚異的な足の速さ』です。なんと猫の足の速さは平均45Kmになるそうですよ。
もちろんこの数値は猫種や猫ごとに異なるといえますが、足の速い猫の場合だと50Km以上のスピードをだすことも珍しくないそうです。
瞬間的な速度が凄く早い猫ですが、一方で持久力はそれほどないといえます。おそらく45Kmものスピードを出しながら200m以上走るのはとても大変だといえるでしょう。
短期集中型
猫は元々獲物を待ち伏せしたり、隠れたりしてできるかぎり獲物と距離を詰めた後、短時間の間に全力をだして仕留る。という狩りのスタイルをとっていました。
短時間で獲物を捕まえるために猫の体が進化したのか、それとも猫自身が自分の体を上手く使って狩りをするために、このような狩りのスタイルになったのかは分かりませんが、一気に最高時速を出せるけれど長距離を走るのは苦手な猫にとって最適な狩りの方法といえそうですね。
このような、古くからの狩りのスタイルや生き方の名残りとして、現在の可愛がられている猫(イエネコ)も速い速度で走ることができるそうですよ。
3. 忍者のようなジャンプ力!約2M飛ぶ猫
猫を飼っている人のほとんどは、愛猫がキャットタワーや家具の上にピョンっ!と軽々ジャンプする姿を見ることがよくあると思います。ジャンプするのが得意な猫は一回のジャンプでどのくらいの高さまで飛ぶことができるのかな?そう感じた事はありませんか?
なんと!猫は一回のジャンプで約1.5M以上飛ぶことができるそうですよ。さらに猫によっては2Mジャンプすることもあるのだとか。
体高の5倍!
基本的に猫は、自分の体高の5倍ほどの高さをジャンプできるといわれています。人間で例えると……、身長170Cmの人が8m50cmもの高さを飛んでいることになるのです。では、なぜ猫にこれほどまでジャンプ力があるのかといいますと、猫のしなやかな体つきや瞬時に猛スピードを出せるほどの脚力が大きく影響しているといえるでしょう。
人間の場合
ちなみに、人間の垂直飛びで飛べる高さはギネス認定されている『マイケル・ウィルソンさん』の129cmが有名だったりします。その他では目の前に置かれている物に飛び乗るボックスジャンプで『エヴァン・アンガー』さんが約161cmのジャンプをして飛び乗ったそうです。
人間も優れたジャンプ力があるといえますが、猫の方が驚異的なジャンプ力をもっているといえますね。猫はまさに古の時代にいた、忍者そのものといえるでしょう。
4. 空気の流れをも感じ取れる優れたヒゲ
あなたは「猫のヒゲは絶対に切ったらダメ!」そんな話を一度は聞いたことがあると思います。ではなぜ猫のヒゲを切ったらダメなのかご存知でしょうか?結論から先に言いますと猫のヒゲの根元にはたくさんの神経が通っていてヒゲを切るとそれらの機能を上手く使えなくなってしまうからなのです。
例えば猫はヒゲの感触によって空気の流れを感じ取ったり、物や獲物の距離を調べているといわれています。一例をあげると、空気の流れを感じ取ることでネズミなどの獲物の距離や、動きを知ることができるみたいですよ。
そんな猫にとって優秀な能力をもつヒゲを切られてしまうとそれらの機能が失われやすく、暗闇にいるときに物にぶつかってしまったり、平衡感覚が失われてしまって上手く歩けなくなることがあるそうです。猫のヒゲは生きていくうえで非常に大切なものとなりますので、切らないようにしてあげてくださいね。
まとめ
今日のねこちゃんより:はな♀ / 1歳 / 雑種(ミックス) / 3kg
近年ペットとして室内で可愛がられている猫は、狩りをする機会がほとんどないので本来もっている驚異的な能力を直接見る機会はあまりないといえます。
しかし、実際にはあなたの愛猫にも驚異的な能力が備わっているといえ、愛猫と狩りをイメージした遊びを行っているときに、少なからずその片鱗を見ることができるといえるでしょう。
私たちの愛する猫は、スーパーマン並みの能力をもっていると知ると改めて魅力的に感じてしまいますね。