何度も砂をかいているのは満足サイン!
トイレに入って猫はまず匂いをかぎます。そして便や尿をしたい箇所をホリホリし、向きを変えてホリホリした箇所にしゃがんで排泄をします。排泄をした後も臭いをかぎ、出たのを確認して砂を前足でかけ終了します。この一連の動作と同時に何度も砂をかくのも満足している猫の様子です!
猫の理想的なトイレのサイズは、首から尻尾の付け根までを体長として1.5倍、トイレ数は頭数+1となり一匹なら2つのトイレが必要です。猫砂は自然の土や砂に近いなら細かい砂ですが、砂の大きさは猫によって好みが色々違うようです。
1. トイレ自体を使ってくれない
トイレではないところに粗相をする時は、明らかにトイレ自体に不満を持っています。または、トイレ以外でも便や尿が出ちゃうような病気を持っています。まずはトイレの掃除をまめに行い、便や尿の汚れと臭いが残らないように綺麗にしましょう。向きを変える事ができないトイレの大きさに不満があるのかもしれません。トイレの大きさは、猫が楽に体の向きを変える事ができる、猫の体長の1.5~2倍の大きさのものを用意してあげましょう。
そして猫砂の大きさや材質、猫砂に付いている匂いにも好みがありますので、猫砂が気に入らないのかもと思ったら別の猫砂も試してみましょう。屋根が付いているか付いていないかについてもトイレの好みが分かれますので、屋根がついていないトイレを使っている場合にはダンボールなど透明ではない素材でトイレの屋根を作って試し、猫の好みを観察すると良いでしょう。屋根がついているトイレを使ってくれない場合には、屋根をとって猫が使ってくれるか観察してみましょう。
2. 砂をかけずにそそくさと出てくる
トイレ自体が気に入らない、猫砂が気に入らない、もしくはトレイの設置されている場所が嫌だと猫は砂をかけずに、一刻も早くトイレから出ようとします。このまま放っておくとトイレを我慢して病気になりやすくなったり他の場所でトイレをしてしまうかもしれません。原因を探ってあげましょう。
多頭飼いの場合、立場の弱い猫は落ち着いてトイレができず、トイレを急いで済ませて慌てて出てくることがあるようです。「トイレ数は頭数+1」でも足りないようならさらにトイレを増やしたり、その猫がストレスを多く抱えていないか観察し、必要そうであれば猫の生活スペースを分けてあげましょう。
3. 砂ではない所をかいている
排泄後に砂ではない壁や空中などをかいているときは「砂をかきたいのに、量が少なくてかけニャい」「猫砂が気に入らなくてかけニャい」「汚なくて触れるの嫌だニャ」など猫砂の量や状態を、気に入っていない可能性が高いようです。
猫砂の量は基本的に5センチくらいは敷き、猫砂の大きさや匂いが気に入らない様子はないか、猫砂が汚れているかいないかなどチェックしてみてください。
4. トイレのふちに足をかけて用足し
本来なら猫砂にしゃがんでトイレをしますが、トイレのふちに立って排泄をしている場合は、猫がトイレを嫌がっている可能性も考えられます。猫砂の感触や、猫砂が汚くて触れたくないなど理由があります。しかし、単にふちに手をかける姿勢が好きだから、という猫もいるようです。
まとめ
今日のねこちゃんより:エル♀ / サイベリアン / 4.3kg
猫トイレのサイズや砂は最適?見極めポイント4つについてお伝えいたしました。
猫が気持ち良さそうにトイレをしている様子は、我々飼い主を幸せにしてくれますよね。一日に何度も使うトイレを快適な空間にしてあげるための努力を頑張ってしたいものですね。
砂を何度もかいているとそのトイレを気に入っている証拠であり、逆に砂が気に入らないと「できるだけ砂を触りたくない」と以下に説明されているようにあまり砂をかけない、と多く言われています。しかし、砂の量が足りなかったり思うように排泄物とその臭いを隠せない砂の場合にも、猫はしつこく砂をかくことがあるようです。