1. 甘えたい
猫は飼い主さんに甘えたい気持ちになった時に、しっぽをまっすぐピンと立てることがあります。これは子猫の頃に、母猫におしりをきれいにしてもらうための行動の名残りと言われています。
飼い主さんは「母猫」のように甘えられる存在
猫は飼い主さんのことを「自分をお世話してくれる存在=母猫」と認識している事が多くあります。そこに性別は関係なく、たとえ飼い主さんが男性であっても「母」と感じてしまうようです。
避妊去勢手術を受けた猫は子猫の気持ちを持ち続けやすいこともあり、飼い主さんのことを母猫として甘えることが多くあります。
2. うれしい!
飼い主さんが猫ちゃんのごはんの用意をしている時や、飼い主さんと目が合った時などに猫ちゃんがしっぽをまっすぐ立てることがあります。これは「うれしいな!」という気持ちの表われです。
猫のしっぽの高さは感情の種類に関係しており、高いほどにポジティブで強気な気持ちであり、しっぽが下がるほどにネガティブで弱気な気持ちであることが多いです。
3. かまってほしい
1の「甘えたい」と似ているのですが、猫ちゃんが飼い主さんにかまってほしい時にしっぽをピンと立てることがあります。自分のお気に入りのおもちゃをくわえてきて「これで遊んでほしいな!」という時や「なでてほしいな!」という時など、猫ちゃんが飼い主さんに要求があるときにもしっぽが立っていることが多いです。
4. ここにいるよ!
少し離れた場所にいる猫ちゃんの名前を呼んだ時に、しっぽをピンと立てることもあります。可愛くお返事をしながらしっぽを上げる子もいますね。これは私たちが片手を上げる時のように「ここにいるよ!」「なぁに?」といった返事のような仕草であると考えられます。
「大好き!」の自己アピール
1~4の全てに当てはまるのが、しっぽをまっすぐ上げるのは「自己アピール」であるということです。しっぽを上げる時には「自信がある」「嬉しい」「甘え」などのポジティブな気持ちであることがほとんどなので、飼い主さんのことを信頼して愛している証拠と言えるでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:ゆず♀ / 3歳 / キジトラ / 3.5kg
今回は「猫がしっぽをまっすぐ上げる時の気持ち」を4つ解説いたしました。
猫はしっぽを高く上げているほどポジティブで強気な気持ちで、低く下げているほどネガティブで弱気な気持ちです。
しっぽをこれ以上ないほどまっすぐに上げている時には
- 甘えたい
- うれしい
- かまってほしい
- ここにいるよというアピール
の4つの気持ちが考えられます。
この4つには「自己アピール」という共通点があります。しっぽを上げている時の猫は自信がありポジティブな気持ちなので、猫ちゃんが飼い主さんの前でしっぽを上げているということは「大好き」を伝えてくれているサインと言えるでしょう。