猫のお留守番中の事故を防ぐためにできる工夫7つ

猫のお留守番中の事故を防ぐためにできる工夫7つ

猫のお留守番、飼い主さんは心配ですよね。いたずらをしていないか、何か事故が起きていないかなど考えてしまいます。そうならないようにするための、注意点や工夫をご紹介します。

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

1. 電気コード、コンセントにカバーをつける

ケーブルをまとめる道具

電化製品のコードをかじって感電する事故を防ぐために、コードにカバーをつける方法があります。複数のコードをまとめるためのカバーや、かじると苦い味がするペット用のコードカバーなどを使って対策できます。

電気コードに興味を持つ猫もいれば、まったく興味のない猫もいます。我が家の猫は細いコードをかじろうとするので、コードにカバー使ったところ、直径が太くなったせいか興味がなくなり、かじらなくなりました。

2. 浴槽を空にする

お風呂の縁に立つ猫

浴室は、涼しかったり、暖かかったり、猫が上手に活用する場所でもあります。しかし、溺れてしまう事故が起きてしまうかもしれません。お留守番の間、浴室へ猫が出入りできるようにする場合は、浴槽を空にしておくことをおすすめします。

3. 観葉植物に注意

鉢植えのポトス

観葉植物や花の中には、猫が口にすると中毒を起こしてしまうものがあります。例えば、ポトス、アイビー、ポインセチア、ユリなどです。猫がいる部屋には、植物を置かないようにしましょう。

4. 誤飲、破壊されるものは置かない

カーペットの上で寝る猫

お留守番中、猫は退屈でいろいろなものをおもちゃにして遊ぼうとするかもしれません。ヘアゴム、紐、猫のおもちゃなどは、遊んでいるうちに飲み込んでしまうことがあるため要注意です。

ですが、猫に「これで遊んではダメ」と言ったところで理解できません。飲み込んでしまいそうな物、壊されたくないものは猫が触れられない場所、猫の視界に入らない場所に保管するようにしましょう。

キッチンには生ゴミや食材などを出しっぱなしにしない、もしくは猫が入れないようにして事故を防ぎましょう。

5. 水は複数箇所に置く

グラスに入った水を飲む猫

一人遊びや同居猫とおいかけっこなどをしていて、飲み水の容器を倒してしまう可能性があります。飼い主さんが帰宅するまで水が飲めなかった、なんてことにならないように、飲み水は色んな場所に置くようにしましょう。

6. 暑さ寒さ対策をする

茣蓙の上の猫

お留守番中は窓を開けたりすることはあまりしたくないですよね。ですが、特に真夏は家の中は高温になり、熱中症になってしまう危険があります。

冬はあたたかい毛布や、タオルで巻いた湯たんぽを用意してあげることで、猫が自分であたたまることができます。夏は、ひんやりした素材の猫ベッドやマットを置く、家の中でも涼しい場所へ移動できるようにするなどしましょう。ただ、夏はそれだけでは危険な場合もあるので、お留守番中でもエアコンを活用しましょう。エアコンを使う場合には、涼し過ぎる場合に猫が温まれる猫ベッドやタオルなどを置いてあげましょう。

7. 柵を設置、隙間に入れないようにする

柵の向こう側で横になる猫

お留守番中は戸締りをしているはずなので、脱走の心配はあまりないかもしれませんが、飼い主さんが帰ってきたときに脱走の危険があります。玄関ドアの直ぐ側で猫が待機していて、ドアを開けた瞬間にスルッと外へ出てしまうことがあるんです。それを防ぐために、玄関の内側に柵を設置しましょう。

また、家具と家具の間など、猫が入り込んで出られなくなってしまわないように、なるべく隙間は埋めるようにしましょう。

まとめ

日向ぼっこして眠る猫

猫だけでお留守番をさせるのは心配ですよね。飼い主さんが近くにいるときは静かに過ごしていても、飼い主さんがいないといたずらをする猫もいます。特に子猫や若い猫は要注意です。

カバーを付けたり、物を片付けたりしましょう。また、冬と夏は快適に過ごせるような工夫が必要です。猫が安全にお留守番できるようにいろいろ工夫をしましょう。

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