どんな気持ち?
猫ちゃんと一緒に暮らしていると、よく舌を出してあらゆる所を舐めている光景を見ることがあると思われます。自身の毛づくろい時にも舌を出しますし、また鼻先にまで舌が届くほど実は長かったりもします。
人間では緊張してしまうと、思わず唇を舐めてしまうことがあるのですが、猫ちゃんは舌なめずりする時にどんな心理状態なのかを調べてみました。多くの意味がありますのでケース毎に飼い主さんが状況判断して、今猫ちゃんがどういう気持ちなのかを推測してみて下さい。
1. グルーミング
一番舌を出す機会が多い行為はグルーミングの時と言えるでしょう。ザラザラした舌を使って丁寧に自身の毛並みを整えるために行ないます。リズムよく舐めあげることで猫ちゃん自身の気持ちを落ちたかせる役割もあるのです。
また信頼のできる飼い主さんにはよく同じように、グルーミングをしようと舐めてくることがあります。撫でようとした手を急にザラザラの舌を使って舐められると、最初はびっくりしてしまったりその感触に慣れなかったりすることもあるのですが、そのような行為は信用の置ける人しか猫ちゃんもしません。
グルーミングをされるということは認められているということでもありますので、できるだけ好きなように舐めさせてあげて下さい。
2. ごちそうさま
同じく舌を出す行為でも、瞳孔が光に影響されて細くなり、かつ耳も頭の上の正常な位置にセットされたまま舌をいっぱいに口の周りを舐め回している様子は、ご馳走さまの意味で舐めている可能性が高いです。
ご飯を食べ終わったばかりの猫ちゃんに見られる光景であり、口の周りについたキャットフードの残りや後味を楽しむために行なっているようです。特に食いしん坊な性格の猫ちゃんにはよく見られます。ご飯が大好きな事が伝わってくる光景なので、微笑ましく見ておきましょう。
3. 緊張している
人間と同じで猫ちゃんも緊張状態の時によく舌なめずりします。昼間であるにも関わらず瞳が黒く丸くなっていて耳も寝かせ気味であることが特徴です。また、ぺろっぺろっと時々舐めるような仕草であることも特徴です。
飼い主さんが、猫ちゃんのイラズラに怒ったり叱ったりすると見られる光景でもあると思うのです、そんな時はきちんとフォローするように優しく撫でてあげましょう。猫ちゃんはなぜ怒られているのか分からず、戸惑いながらも飼い主さんの叱りに怖い思いをしているのかもしれません。
まとめ
今日のねこちゃんより:ちゃろ♂ / 2歳 / ノルウェージャンフォレストキャット / 5.5kg
猫ちゃんと観察していると、様々な意味で舌なめずりしていることがわかります。何気ない仕草ではありますが、たまにはゆっくり見てみましょう。