1. よく観察する
おっとりしている、遠慮がち、おとなしい、主張が激しくない、お臆病など控えめな猫は、アピールすることがあまり上手ではありません。猫なりに表現していても、もしかすると飼い主さんに伝わっていない可能性もあります。
例えば、べったりしない、ゴロゴロスリスリしない、近づくと逃げるという猫でも、飼い主さんが見える場所にいるというのは愛情表現の一つです。他にも何か猫がアピールをしていないか観察してみましょう。
耳、目、しっぽ、鳴き方などから猫の気持ちを読み取ることもできます。例えば、耳を伏せていれば「嫌だな」と思っている、ピンと立てていれば興味津々、自然な向きなら機嫌が良いという状態です。
2. 静かに近づいてみる
控えめな性格の猫は、警戒心が強い場合があります。猫は大きな音や予想できない動きを苦手とするので、猫に近づくときは静かな動作にしましょう。ストレスをかけないように近づいたら、後は猫に任せて様子をうかがいます。
猫から近づいてくるまで触らないようにしてみましょう。しっぽをピンと立てていれば、うれしい気持ちを表しているので甘えさせてあげましょう。
3. 猫と二人だけになる
家族が多い、多頭飼育している環境だと、控えめな猫は遠慮したり、主張が強い猫に負けてしまうことがあります。仲間の猫におもちゃやおやつを取られてしまったり、飼い主さんに近づいて甘えられなかったりすることもあるんです。
なので、控えめな猫には飼い主さんと二人だけで過ごす時間を設けると、気持ちを読み取りやすくなったり、猫も飼い主さんに甘えやすくなったりします。猫の中には、飼い主さんを独り占めして遊んだり甘えたりしないと、ストレスを感じてしまう子もいます。
我が家の猫は警戒心が強いので、新入り猫が来たときは遠慮していることが多くなってしまいました。寝るときは猫と二人だけにするようにしたところ、ゴロゴロと喉を鳴らして甘えてくれていました。
まとめ
今日のねこちゃんより:みつ葉♀ / 5歳 / ソマリ / 4.2kg
おとなしい猫、遠慮がちな猫など、控えめな性格の猫の気持ちは読めないこともあります。一人でいたいのかと思っていたけど、実は愛情表現が上手ではないだけなんてこともあるかもしれません。
まずはよく観察してみることから始めましょう。接するときは大きな音を立てずに静かに、場合によっては飼い主さんと二人だけになるようにしてみるのがおすすめです。
猫が考えていることや、愛情表現を受け取り、猫の気持ちに応えられるようになりたいですね。