室内で猫に起こりがちな事故防止策3つ

室内で猫に起こりがちな事故防止策3つ

猫の完全室内飼いをすることで、外で生活をするよりもはるかに衛生的で安全に暮らすことができます。しかし、実は室内での猫の事故はとても多く、中には猫ちゃんの命にかかわる大事故も発生しています。今回は【愛猫の事故を防ぐ室内の対策】を3つご紹介いたします。

1. 隙間を塞ぐ

壁の間にいる子猫

身体の小さい子猫は、私たちが予想だにしない隙間に入り込む危険性があります。

  • 下駄箱の下
  • キッチンシンク下と壁の間
  • クローゼットの天井

など、家の中には意外とあらゆる隙間があります。

子猫がいなくなって捜索していたら天井裏に入ってしまっていた、というハプニングは多くあります。私自身も愛猫が子猫の頃に、危うく玄関のたたきから続く下駄箱下の謎スペースや、キッチンシンク下収納の奥と壁の間の隙間に逃げ込まれそうになったことがありヒヤヒヤしました。

一度狭いところに逃げ込まれてしまうと、場合によっては家具や壁などを壊さないと救出できなくなる恐れもあります。子猫を迎えた際には、家中のあらゆる隙間を塞いで子猫が入れないようにしておきましょう。

2. 立ち入らせない

柵の前で横たわる猫

猫を立ち入らせない方が良い場所は

  • クローゼット
  • お風呂場
  • キッチン

などがあります。

猫はクローゼットに入りたがるが事故の恐れがある

クローゼットは暗くて隠れる場所がいっぱいあるので、猫にとっては「イイ感じ」の場所です。しかし、猫が立ち入って収納が倒れてしまったり、ハンガーで首を吊ってしまうと大変危険です。

また、猫ちゃんがスルリと潜り込んでしまって、飼い主さんが気付かずに閉じ込めてしまう危険もあります。暑い夏場はクローゼットの中で熱中症を引き起こす恐れがあり危険ですので、クローゼットの扉を閉める前に猫が入っていないかを確認しましょう。

猫の溺死事故はとても多い

お風呂場も好きな猫ちゃんが多く、飼い主さんの半身浴をフタの上で一緒に過ごす猫ちゃんも多いですね。飼い主さんの目が届くなら良いのですが、猫がお風呂で溺死してしまう事故は大変多く発生しています。残り湯をとっておくご家庭の場合は特に注意しましょう。

たとえ浴槽にフタをしておいても、猫がフタに乗った拍子にずれ落ちてしまい、フタがあるせいで猫が這い上がれずに溺死してしまうこともあります。飼い主さんと一緒でない時間は、猫ちゃんがお風呂場に入れないようにしておく方が良いでしょう。

キッチンには危険がいっぱい

キッチンも猫にとっては危険がいっぱいの場所です。火を使うコンロ周りは特に危険で、猫が不意に飛び乗ってきた際に火に接触してしまったり、調理中の熱い鍋を倒してしまうなどの事故が発生しています。

また、キッチンでは猫が食べてはいけない食材の誤食や、包丁やピーラーを踏んでしまうことによる怪我の危険もありますので、ペットゲートを利用するなどしてキッチンに立ち入らせないようにしましょう。

3. 網戸を補強する

網戸とくつろぐ猫

猫が網戸を爪で引っかいてしまい破れてしまうと、そこから脱走してしまう危険性があります。また、猫が寄り掛かった際に網戸が外れてしまうと落下の危険もあります。

家の中の網戸には安全対策をしておく必要があります。市販のもので、猫の爪から網戸を守るシートが発売されています。そのようなアイテムを利用して網戸を補強するという方法もあります。

100円ショップでDIYする

網戸の柵

猫の脱走防止の柵は、市販で買うと結構お値段が張ります。既製品の方がしっかりとした作りなので安心なのですが、経済的に済ませたい場合はDIYして柵を作ってみましょう。

我が家では100円ショップのつっぱり棒とワイヤーネットを結束バンドで固定して窓に設置しています。

わんぱくな子猫ちゃんの場合は、ワイヤーネットをよじ登ってしまうかもしれないので注意してください。つっぱり棒の端が、ちょうど窓のレールに入る大きさのものを選ぶと強く固定できます。上までワイヤーネットを張らず、少し開けておくことで窓の開閉がしやすくなります。

まとめ

箪笥の引き出しの中の猫

今回は【室内で愛猫の事故を防ぐ対策】を3つご紹介いたしました。

猫は身体能力が高く身体もとてもしなやかですので、私たちが予想だにしなかった場所へ侵入したり飛び乗ってしまう危険性があります。猫ちゃんの命を守るために「~かもしれない」とあらゆる危険性を考えておうちの環境を整える必要があります。

  • あらゆる隙間を塞ぐ
  • 危険生が高い部屋には立ち入らせない
  • 網戸を補強する

以上の3つの対策で、猫ちゃんの「まさか」という事故を防ぎましょう。

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