1. 穏やかにくつろげる
猫は警戒心が強く、野生の臆病さを強く残しています。そんな猫にとって「生活環境の安全性」はとても重要です。安心してウトウトと居眠りできる環境こそが、猫ちゃんの幸せに繋がります。
猫ちゃんの性格のおおらかさにもよりますが、ヘソ天で眠っている子はとっても安心しきっている幸せな状態と思われます。
2. 病気や怪我がない
病気や怪我がないことも猫ちゃんにとって幸せなことです。猫は動物ですから「熱が出たな…病院へ行って薬をもらおう」などと考えることはありません。むしろ、動物病院へ連れて行かれることに大きなストレスを感じることも多いのです。
病気や怪我による痛みや不調と無縁であること。そして万が一、病気や怪我の時には飼い主さんに適切な治療をしてもらえて回復に向かえるということは、猫にとっての大きな幸せです。
3. ひとりでも居られる
飼い主さんがおうちにいるにもかかわらず、猫ちゃんが飼い主さんとは別のお部屋でくつろいでいることもありますよね。
飼い主さん的にはちょっとサミシイと感じますが、猫ちゃんがひとりで好きな場所でくつろげているのも幸せな証拠です。
4. 同居猫との良い距離感
同居猫ちゃんや他のペットちゃんがいる場合にも、一定の距離感を保てる環境であることは猫にとっては快適です。
気持ちが乗った時にはそばにいられて、ひとりになりたい時には他の猫ちゃんやペットちゃんと離れられる、という環境であることが猫にとっての幸せな生活環境です。
5. 喉を鳴らす
猫が喉をゴロゴロと鳴らすことを、専門用語では"社会的な勧誘や懇願"を意味する「ソーシャルシティテーション」と言います。猫は咽頭筋を速く収縮させることであのゴロゴロと音を出すのですが、鳴き声とは違う音を出すことによって相手の注意を惹こうとする行動であると言われています。
飼い主さんに「満足で幸せだよ」と伝えている
猫ちゃんが飼い主さんの近くに来て触れ合っている中で喉をゴロゴロと鳴らし始めた時には、飼い主さんに対して「満足で幸せだよ」ということを伝えています。
猫は体調が悪い時や不安な時などのネガティブな時にも喉を鳴らしますが、飼い主さんの近くへ来て触れ合う中で喉を鳴らし始めるのは、ポジティブな方の感情表現であると考えられます。
まとめ
今日のねこちゃんより:まりん♀ / アメリカンカール / 2.7kg
猫にとって病気やケガの心配がなく、ひとりでも安心して穏やかにウトウトできているというだけでも、それは猫にとって「満足できている」という証なのです。
そして、飼い主さんと接する時にゴロゴロと喉を鳴らす時は「満足で幸せだよ」ということを伝えようとしてくれています。ご紹介したように、猫の幸せな時の行動は些細なものばかりなのですが、猫にとってはこれがれっきとした幸せの証なのです。