性別によって違う?!猫の飼い方5ポイント

性別によって違う?!猫の飼い方5ポイント

オス猫とメス猫では、行動のしかたが異なっています。その為、基本的な飼い方に大きな差はないものの、注意した方が良い点がいくつかあります。早速チェックしていきましょう。

1. ご飯の与え方

キャットフードと猫

個体差はあるのですが、基本的にオス猫はご飯の量が多く良く食べる傾向にあります。メス猫は小分けに、ちょこちょこ食事する場合が多いです。

これはオスの方が良く動き、体も大きく基礎的な代謝が高いからです。メスの方がどちらかといえば大人しくじっとしている為、食事量はそれほど多くありません。

ただこれは一般論なので、それぞれの食べ方を見て食事の与え方を考えてあげると良いでしょう。

2. 運動について

キャットウォークを歩く猫

やはりオス猫の方が活発に動き、運動量の多い遊びを好みます。十分に体を動かせる環境を、整えてあげましょう。飼い主さんが遊んであげることも重要です。ジャンプやダッシュなどを取り入れた激しめの運動をさせてあげましょう。

メス猫はそこまで思いっきり体を動かさなくても、大丈夫そうです。もちろんやんちゃ傾向にある場合は、たくさん遊んであげてください。どちらかというと健康管理に熱心なので、ブラッシングをはじめとした体のメンテナンスをマメにしてあげましょう。

3. それぞれに合った環境を

キャットタワーに登る猫

オスはナワバリ意識が強いです。自分の匂いが付けられるように、爪とぎを複数置くなどしてあげましょう。部屋中のナワバリ主張ができれば安心します。時にはスプレー行為などが見られるかもしれませんが、叱らずにあげてください。

メスには静かに過ごせる環境が大切です。身を隠せる場所があることが安心材料になります。少し高い場所にベッドを設置する、段ボール箱などを活用して隠れ家を作るなど工夫してみてください。

4. 接し方

抱っこされる猫

個体差がありますがオスは甘えん坊、メスは自立している傾向があります。飼い主さんにひっついて離れないのがオス猫、たまに気が向いた時だけ寄ってくるのがメス猫、そんなイメージです。

ご自身がどのように猫と接するのが好きなのかを鑑みて、飼う猫の性別を決めても良いですね。四六時中一緒に過ごしたいのならオス、お互い自立した関係が良いならメスにすると、負担なく暮らせるでしょう。

5. かかりやすい病気の違い

診察を受ける猫

かかりやすい病気は、性別によって異なります。オス猫では糖尿病、尿閉が多いです。肥満によって糖尿病になりやすいので、体重管理には十分気をつけてあげましょう。オスの尿道は細く、S字に曲がっている為詰まりやすくなっています。ちょっとした塊でも詰まって尿閉になってしまいますので、水分をたくさん摂らせるようにしてあげましょう。

メス猫は、細菌性の膀胱炎や乳がんなどにかかりやすいです。膀胱炎は老猫が患いやすいので、定期的な健康診断を受けて貰って予防に繋げましょう。胸からお腹の部分にできるしこりの9割が悪性なので、日々撫でてチェックしてあげてください。

まとめ

イルくん、コットン

筆者宅にはオスとメス両方の猫がいますが、やはり行動のしかたに差があると感じます。メス猫2匹だけの時は家の中がとても静かで平穏に満ちていましたが、オス猫が新規加入してから、賑やかになりました。オスがメスに絡んでいくので、「シャーッ!」などの声が絶えないのです。

メス猫たちは今までの穏やかな暮らしが壊された、と思っているかもしれません。ですがある意味良い刺激になっているのではと考えています。何も起きない生活では、老け込むのも早くなってしまいそうですから…そう思うとやんちゃなオス猫に、感謝しなければいけないのかもです。

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