順位付けはしない生き物
猫は単独で行動して、群れを作らない生き物なので、順位をつけることはしません。ただ、強い猫という存在があるので順位があるように見えることもあります。
野良猫を観察していると、テリトリーをパトロールをしているボス猫のような猫を見かけることがありますよね。人間に対しても、猫は順位を付けているわけではないようです。猫は人に対しても、猫と接するようにじゃれたり、怒ったりしますよね。
猫が人を選ぶことはある
猫は人に対して順位をつけることはしませんが、なぜかそのように見えてしまうことがあります。「家族には甘えるのに、自分には甘えてくれない」など。実は、猫はその時の要求を聞いてくれる人を選んで接しているようなのです。
例えば、外を見たいと思った時にカーテンを開けてくれた家族には、その後もカーテンを開けてと甘えたり、ご飯をくれる人にはお腹が空いたと甘えたりするんです。遊んでほしいときは遊んでくれる家族のもとに、なでてほしいときはなでるのが上手な家族のもとに行くなど、家族のことをよく理解しているんです。
メリットがない人は無視
自分の要求を叶えてくれる人のもとに行くのが猫です。簡単に言えば、猫にとってメリットがない人の近くには行きません。猫と遊ばない、猫のお世話をしない、猫に話しかけないという人は猫が相手にしないので順位が低いように感じるかもれませんね。
我が家にも猫のお世話に関わらない家族がいますが、やはり近づいたり何かを訴えたりすることはなく無視の状態です。
特定の人だけ攻撃することもある
残念ですが、家族の中である特定の人に攻撃的になることもあります。その家族が猫が嫌だと記憶することをして、それによって「嫌いな人」となってしまった可能性があります。また、猫にとって嫌なことがあったとき、近くにいたことで八つ当たりをされることがあります。
詳しい原因はわかっていませんが、すぐに収まることもあれば、しばらく八つ当たりの対象になってしまうこともあるようです。こうなると、なんだか順位付けされているように感じますね。
まとめ
今日のねこちゃんより:マロン♂ / 2歳 / キジトラ / 5.5kg
猫と暮らしていると、猫にとって家族の中で自分はどれくらいの順位なんだろうと、思うことがありませんか?猫は順位付けをする生き物ではありませんが、そう感じてしまう出来事もありますよね。
猫はその時の自分の要求をかなえるために、適した家族を選んでいるようです。我が家の猫を見ていても、それはよくわかります。「この人にはこれをお願いする」というのが決まっているんです。
猫をよく観察して見ると、猫にとって重要度の高い係に任命してもらえるチャンスがあるかもしれませんね。