1.潔癖症のため猫が苦手
猫嫌いの人達の中には自身が潔癖症のため、どうしても猫が好きになれないという人もいるようです。例えば今では完全室内飼いの猫も多いですが、未だに多くの人達が猫は放し飼いになっていて好きな時に戻ってくる、というイメージを持っています。また、実際に猫ドアから自由に出入りして、家と外を往復し過ごしている猫もいます。
こうなってくると、猫は屋外でどんな過ごし方をしているのか人間には全く見当がつきません。猫は野性味が強いですから、もしかしたら野ねずみや昆虫を口にくわえるなど、人間にとってあまり清潔とは言い難い行動をしている可能性もあるでしょう。
このようなことから、とても綺麗好きな人は猫に舐められるのはもちろん、外の土や埃で汚れた毛でスリスリされることや、泥の付いた足で家にあがったりすることも、耐えられないと感じているようです。
2.すり寄ってくる、ずっと付いてくるのが苦手
よそのお宅に遊びに行った際、猫が足元にスリスリしてきたり、後ろを付いてくるのは猫好きにとってなんとも可愛いと感じられる行動ですが、中には猫が足元にスリスリしてくる感覚が苦手、もしくは家中を追いかけてついてこられるのが性格上合わない、と言う人もいるようです。
このようなことを聞くと、こんなに可愛いのになんで?と思ってしまいますが、実は筆者も猫ではありませんが、犬が少し怖いと感じることがあります。私の場合は犬が突然間合いを詰めてこちらにやって来る勢いや、喜んでいても吠える鳴き声に恐怖感をおぼえてしまうことがあります。見た目は可愛いと思うのですが、お家を訪ねた際に放し飼いになっていたりすると、体がすくんでしまうことがあるのです。
猫や犬の見た目は別に苦手ではないんだけれど、仕草や行動がどうしても自分には合わなくて、好きになれないというのは確かにあるでしょうから、こういった部分から猫嫌いになってしまうというのもある意味仕方のないことと言えるかもしれません。
3.過去のトラウマから猫が苦手
猫が好きではないという人の中には、昔は嫌いではなかったんだけれど、ある時を境に急に嫌いになってしまったという例もあるようです。
例えば筆者の祖母の場合は、子供の頃にウサギを飼っていたのですが、その子ウサギが野外で草を食べさせている時に猫に捕まってしまい、それがきっかけで猫が苦手になってしまったそうです。また、このようなケース以外にも、子供の頃に猫に引っ掻かれてそれが元で嫌いになってしまった、という人もいます。
これは犬嫌いの人が子供の頃に犬に追いかけられて苦手になった、というのと似ていて恐怖感が心にしみついていますから、このような理由で猫嫌いになった人が今後、猫好きになるというのはなかなか難しいことかもしれません。
4.周囲の人に猫嫌いにされることもある
最後の例は元々、全然猫が嫌いではなくむしろ可愛いと感じていたのに、他の飼い主のマナーの悪さでだんだんと猫嫌いになってしまったという例です。
この人達は最初、猫が好きだったのですが、隣人の猫に糞や物の破損などの迷惑をかけられ、だんだんと猫が嫌いになってしまったとしています。当初は猫好きだった人が猫嫌いになってしまうというのは猫の可愛らしさを知っている人から見ても、非常に悲しいことです。
もちろんこのような理由で、猫嫌いの人が増えるのは猫にとっても良いことではありませんから、周囲の人との距離が近い住宅密集地などで猫を飼っている場合、これは非常に気をつけなくてはならない部分と言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?世の中には猫がどうしても苦手という人もいて、それは生理的な物からトラウマまで様々な理由がありました。
このような部分は人それぞれですから仕方のない部分ではあります。しかし、マナー違反などで猫嫌いの人を増やしてしまうというのは悲しいことなので、集合住宅など隣人との距離が近い環境で猫を放し飼いにしている場合は、知らずに隣人に迷惑をかけていないか十分に注意した方がいいでしょう。