またたびとは?
猫はまたたびのにおいに弱い。という話を一度は聞いたことがあると思いますが、あらためて「またたびってなに?」と聞かれると、詳しく答えられる人はとても少ないのではないでしょうか。
またたびというものは、マタタビ科マタタビ属の白い花を咲かせるつる植物です。別名『夏梅(ナツウメ)』としても知られているそうです。
そんなまたたびには『マタタビラクトン』という成分があるのですが、このマタタビラクトンのにおいが猫を虜にするそうです。
猫がまたたびを好きなのはなぜ?
では、なぜ猫はまたたびに含まれる成分、マタタビラクトンに惹かれるのかと言いますと、猫の上あごには『ヤコブソン器官』と呼ばれるフェロモンを感知する器官があるのですが、そのヤコブソン器官がマタタビラクトンのにおいに反応して、猫の脳に様々な影響を与えるのが主な理由だそうです。
なんでも、猫はまたたびのにおいを嗅ぐと中枢神経が刺激されたりマヒしてしまい、リラックスしたり興奮状態になったり、性的興奮状態になってしまうことが多いそうです。
猫によってはまたたびが効かないことがある
そんな猫に様々な影響を与えるまたたびですが、全ての猫に効くというわけではないようです。
体が未発達な子猫などには効きにくいと考えられていますし、雄よりも雌のほうが効きにくいようです。
またたびはにおいによってフェロモンを感知する器官を刺激するので、フェロモンの刺激を受けにくい猫に対しては効果がない、もしくは効きにくいのかもしれませんね。
また、猫によっては元からまたたびに興味を示さない子も少なからずいるそうです。ちなみに、またたびについてまだハッキリと分かっていない部分があり、なぜ猫に効果があるのかが明確に分かっていないそうです。
ただ、においによって脳に刺激を与え、様々な影響を与えているということは間違いないといえるでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:ななふく / ♀ / 7歳 / 雑種(ミックス) / 4.5kg
猫といえばまたたび!というほど、またたびは猫に大きな影響を与えるものといえるでしょう。ですが、なかにはまたたびが効かない猫も少なからずいるようですね。
また、またたびは猫の脳に強い刺激を与えるので、使いすぎるのは良くないといわれています。酷い場合だと呼吸困難を引き起こし、命を亡くしてしまう危険性もありますので使う際は使いすぎないように気をつけてくださいね。