猫が好きな人にだけしてしまう『迷惑行為』5つ

猫が好きな人にだけしてしまう『迷惑行為』5つ

いきなり踏んできたり、太ももで爪研ぎをしちゃったり…一見すると「なんだよ痛いなぁ~」という行動でも、実は猫にとっての「好き」のサインかもしれません。時に猫の愛情表現はちょっと分かりづらいので、今回は「実は愛情表現かも!」という猫の行動について解説いたします。

1.爪を研ぐ

デニムの足に前足を掛ける猫

こちらを見ながら爪を研ぐ場合

猫は自分の気持ちが高ぶったときに、全然関係のない爪研ぎや毛づくろいなどをすることで、気持ちを落ち着かせようとする習性があります。猫がこちらを見ながらおもむろに爪研ぎをする時は、その人が好きという気持ちや、遊びたいという気持ちの高ぶりを落ち着かせようとしていることがあります。

人の身体で爪を研ぐ場合

猫はマーキングとしても爪研ぎをすることがあります。爪研ぎポールや家具などだけではなく、人の太ももや肩などで爪研ぎをすることも。その場合は、爪研ぎの対象になった人が猫ちゃんの「お気に入り」なのかもしれません。

また、その人の気を引きたい時にも、身体で爪研ぎの動作をすることもあります。デニムの素材で爪研ぎしたくなる猫も多いため、デニムを履いているときにバリバリされてしまう方も多いですね。

2.激しい頭突き

おでこを付ける女性と猫

猫はマーキングとして頭を壁や家具などにこすり付けることがありますが、大好きな人に頭突きをすることもあります。猫のマーキングのためのフェロモンが出る場所がおでこ付近にもあるため、こすり付けようとして頭突きのようになってしまうのです。

好きな人に自分のにおいが付くとより安心するのでしょう。結構な強さで頭突きをしてくるので、鼻や歯にぶつからないように注意していてくださいね!

3.足元をウロウロする

立っている人の足の間にいる猫

近くにいたい・気を引きたい

猫は好きな人の近くにいたがるため、足元でウロウロしたり足にまとわりついてくることがあります。この時、足にスリスリして好きをアピールすることもあります。その人にかまってもらいたいという気持ちから、足の間を蛇行してわざと歩きづらい状態にすることも。

分離不安の可能性も

猫が人や他の猫などに依存してしまって、ひとりになるとパニックを起こしてしまう「分離不安」の症状である場合もあります。一時的なら問題ないのですが、四六時中足にまとわりついてくる時には、その子が自立心を持てるように環境を改善していく必要があります。

4.おしりを見せる

しっぽを上げて歩く三毛猫の後ろ姿

信頼の証

人間からしてみれば「おしりを向けるなんてけしからん!」と思ってしまいますが、猫の世界では相手におしりを見せることは愛情表現の1つです。動物にとって、おしりは自分からは見えない死角の部位であり急所です。そこを見せるということは「信頼してるよ」のサインです。

また、猫同士でおしりのにおいを嗅いであいさつする習性もあるため「ボクのおしり、嗅いでも良いよ」という友好的な気持ちの表れであることもあります。

甘えたい気持ち

猫は子猫の時に母猫におしりを舐めてもらって清潔さを保っていました。成猫になってからも、母親に甘える気持ちになった時には、しっぽを立てておしりを向けてくることもあります。

5.貢物を持ってくる

赤いプレゼントボックスと猫

衝撃的なおみやげ

猫がネズミや虫などを持ってくることがあります。生き物だけでなく、お隣さんのスリッパを持ってきてしまう猫ちゃんも。我が家の猫は私の枕元に夜な夜なビニール袋をお供えしてくれます(笑)ネズミや虫、ヘビなどを持ってきてしまう猫ちゃんも多く、飼い主さんとしては衝撃的ですよね。

猫が貢物をしてくる理由

猫が何かを持ってくる行為の理由には諸説あり、

  • 狩りができない人だと思って心配している
  • 褒めてもらおうという気持ち
  • 喜んでくれると思っている

などと言われています。ある番組の特集では、よそのお庭のスリッパをくわえてきてしまう猫ちゃんの理由について「持ってきた時の飼い主さんのリアクションが良かったから」という結論を出していました。

飼い主さんは喜んでいるというよりビックリしていたのですが、猫ちゃんはそのリアクションを「喜んでいる」と勘違いしていたようです。ありがた迷惑な貢物ですが、猫ちゃん的には立派な愛情表現なのでしょう。

まとめ

くうちゃん

猫の愛情表現には、ちょっと分かりづらいものも多くあります。身体で爪を研いでみたり、頭突きをしてみたり、時には衝撃的な貢物を持ってきたりして、私たちをビックリさせてくれますね。

やや困惑する愛情の伝え方ですが「ありがとね、ちゃんと分かってるよ」という気持ちで接してあげると、猫にも気持ちが伝わるように思います。もしかしたらみなさんの猫ちゃんも、毎日ありとあらゆる方法で「好き」を伝えてくれているかもしれません。

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