猫を飼うときに必要なものは?
猫を飼うときに必要なもの
先輩達に猫を飼うときに必要だった物を聞く前に、必要最低限用意するべき物をおさらいしましょう。例をあげだしたらキリがないですが、最低でも以下の4つは用意しておきましょう。
- キャットフード
- 猫用食器
- トイレ
- 猫砂
猫が生きる上で必ず必要になるものは、「食べ物」「飲み水」「トイレ」です。猫用食器はとりあえず、家にある底が浅いお皿で代用できます。上記4つは最低限用意をしておいてください。
年齢別!猫を飼うときに必要なもの
生後60日までの猫に必要な物
まずは生後60日までの猫に必要なものの、アンケート結果を見ていきましょう。アンケートの結果を見ると「フード・ミルク」が多く、猫砂が一番少ない結果になりました。生まれて間もない子猫にとって、ミルクは大変重要なもの。
生後一週間程であれば1日に6〜8回程、つまり3時間おきの授乳が必要となります。生後2〜3週間ほどであったとしても最低1日4回、6時間おきの授乳が必須となります。もしミルクを与えないと、免疫力や体力が低下し命を落としてしまいます。まさに、子猫にとってミルクは生命線なのです。
その他に必要な物としては「毛布」「タオル」「湯たんぽ」という意見もありました。こちらは、体温が低下しやすい子猫の体を温めてあげるためのアイテムです。特に寒い冬は必須アイテムとなります。
道具以外に必要なものとして、多くよせられたのが「愛情」と「覚悟」です。特に覚悟は大変重要なポイントです。子猫を育てる覚悟、命を預かるという覚悟、一生面倒を見るという覚悟など、子猫を育てるには想像以上の責任が伴います。その点を忘れないようにしましょう。
アンケートにもあるように、子猫を育てる上で必ず必要となるのは「ミルク」と「フード」です。子猫は一度に食べる量が少なく、1日に4〜6回程の小分けにして食べる必要があります。
離乳が完了するまでは、必ず猫用のミルクを用意し、強い身体を作るために必要な栄養素を十分に摂取できるように考えてあげましょう。
そのほかに必要なものとしては「トイレ」「ケージ」「哺乳瓶」「ベッド」「おもちゃ」「タオル」「砂」「湯たんぽ」「毛布」となります。子猫は体温調節が上手にできないため、ちょっとしたことですぐに低体温症に陥ってしまいます。子猫を寝かす時は、猫用のベッドやダンボールに毛布を敷きしっかりと保温をしてあげましょう。
また、生後21日頃までの子猫は自分で排泄ができないため、陰部を刺激して排泄を促してあげる必要があります。そのためこの頃までは猫砂やトイレは必要ありません。子猫の成長は個体によって大きく異なります。様子を見ながら徐々に必要な物を揃えていくようにしましょう。
生後60日~1歳までの猫に必要なもの
続いては生後60日〜1歳までの子猫に必要な物のアンケート結果です。アンケートの結果を見ると「トイレ」が多く、「猫砂」と「食器」が一番少ない結果になりました。
生後60日になると本格的にトイレのしつけが始まります。それまでは、プラスチックの容器などでトイレを代用していた方も、専用の猫トイレを準備し始めるためこのような結果になったと考えられます。
その他の内訳としては「キャットフード」「おもちゃ」「キャリー」「爪とぎ」などがあります。また、「シャンプー」「首輪」「歯ブラシ」と答えた方もいました。
道具以外に必要なものとしては「ワクチン」「猫友達」「避妊去勢手術」という意見も。生後3カ月が経つと、ワクチンの接種が始まります。
また、子猫を望まないのであれば、生後半年を目安に避妊去勢手術を検討する必要もあります。大切な愛猫に痛い思いをさせたくない!と、思うかもしれませんが、健康を維持するためには重要なポイントです。かかりつけの獣医師に相談をしながら、医療プランを組み立てるようにしましょう。
生後3カ月ほどになると動きも俊敏になり、ヤンチャな一面を見るようになります。この時期は母猫から狩りの方法を学んだり、猫社会で生きていくためのルールを兄弟猫や友達猫から学ぶ時期でもあります。そのため、母猫の代わりである飼い主は狩りにみたてたオモチャでたくさん遊んだり、トイレの場所を教えたり、爪とぎの場所や方法を教えたりする必要があります。
そのため、生後60日までに用意していたものに加えて「爪とぎ」や「オモチャ」、さらには「月齢に合ったキャットフード」を購入してあげましょう。また、トイレについては今まで代用品を使っていたのであれば、子猫用として販売されているトイレを準備してあげるようにしましょう。
また、遊びたい盛りの子猫のために「キャットタワー」を検討してあげるのもおすすめです。キャットタワーは、遊び場としてだけではなく、高いところが大好きな猫ちゃんのお気に入りスポットとしても活躍してくれます。
さらに必要になるのが病院へ行くための「キャリーケース」です。生後3カ月を目安にワクチンの摂取が始まります。キャリーケースを使わずに、直接抱っこをして動物病院へ連れて行くのは脱走の危険がありますし、そもそもマナー違反です。キャリーケースはお好きなもので良いでしょうが、できるならばハードタイプのものがオススメです。
理由としては、耐久性が高く安定感があるため、動物病院へ連れて行く時だけではなく災害時の緊急避難場所としても活用できるためです。ハードキャリーを使えば、長時間の移動や待ち時間も比較的快適に過ごせますので、どれにしようか迷っている方は、ぜひハードキャリーを検討してください。
1歳以降の猫に必要なもの
最後は1歳以降の猫に必要なもののアンケート結果です。アンケートの結果を見ると「キャットタワー」が多く、「食器」が一番少ない結果になりました。前項の「生後60日〜1歳までの猫に必要なもの」と比べてみると、キャットタワーの必要性を感じる方がより多くなっているのがわかります。
キャットタワーは、運動のためにはもちろん、安心できる居場所を作ってあげるという意味でもオススメです。最近では、狭いお部屋でも場所を取りにくいスリムタイプや、一見するとキャットタワーに見えないおしゃれなタイプもありますので、ぜひ検討してあげましょう。
その他としては「脱走防止柵」や、もしもの時に役立つ「迷子札」。お留守番をさせている時でも様子を確認できる「ペットカメラ」などがありました。冬の寒い時期は「コタツ」を必ず用意してあげるという意見も。
道具以外でいうと一年に一回の「健康診断」「ワクチン」や、室内という限られた空間でも身体を動かせる「運動できる環境」などがありました。
一歳以降の猫に必要なものとしては、全年齢と同じ「猫の食器」「トイレ」「キャットフード」「猫砂」はもちろんのこと、運動不足やストレス解消に役立つ「キャットタワー」「オモチャ」「爪とぎ」、快適な寝床を作れる「ベッド」「ケージ」です。
また、完全室内飼いの猫にとって一番怖いのが「脱走事故」です。どのような猫であっても、ちょっとしたきっかけでお外に飛び出してしまう可能性は十分にあります。
脱走をしても自力で帰ってきてくれればいいですが、猫によっては交通事故や野良猫との喧嘩により命を落としてしまう可能性も。また、野良猫と接触することで感染症をうつされる可能性もあります。そのような危険を避けるためにも、脱走対策はしっかりと行うように気をつけましょう。
猫の長生きのコツは、ストレスのない快適な環境で過ごすことです。大切な愛猫が不満なく、伸び伸びと安全に過ごせるように気をつけてあげてくださいね。
まとめ
今回は猫を飼うときに必要なものを、猫飼いさんにご協力いただいたアンケートを元にご紹介しました。これから猫を飼おうと思っている方、猫飼い初心者の方、ぜひ参考にしてくださいね。