猫はまばたきが少ない
猫はまばたき自体はしますがその回数は非常に少ない事で知られています。猫の目のまばたきが少ない理由は人間の目と違って乾燥しにくいからだと言われています。なので、目を潤すためにまばたきを無理にする必要が無いという事になります。
一日猫を観察していると感じるのですが確かに猫のまばたきは人間と比べると非常に回数が少ないのです。目を開きっぱなしでも乾いている様子もなく潤いのある瞳の状態を保っています。なので、猫のまばたきを見られたら実はとても貴重であると言えます。
しかし、まばたきが必要ない猫でも意思表示のサインとしてまばたきをする事があります。基本的に飼い主との信頼関係が十分に構築されている場合に、まばたきが見られる事があります。詳しく見ていきましょう。
まばたきは愛情表現って本当?
猫のまばたきは愛情表現の一種だと言われています。猫のまばたきは愛情表現がどうか疑わしいと思っている人もいますが、この返事はイエスであると言えます。猫は挨拶や返事をする時にもまばたきという動作で人間に応えますが、愛情表現の一種として人間の問いに答える事もあるのです。
例えば、飼い主が猫の顔をじっと見てゆっくりとまばたきをすると猫の方がまばたきをし返してくれる事があります。この一連の流れが猫の愛情表現だと言われているのです。このまばたきの返しには「あなたの事を信頼しています。大好きです」という猫の精一杯の愛情が込められています。一度でしてくれなくても、繰り返していくうちにまばたきをし返してくれるでしょう。是非、猫を飼育している人はやってみて下さい。
この時猫がまばたきを返してくれたら、飼い主もまたまばたきをし返す事でコミュニケーションを取れるようになっています。猫の愛情をしっかりと受け止めたよという思いを込めてまばたきを返してあげて下さい。これで猫の会話が成立したと言えます。
まばたきを全くしない時は?
猫はまばたきを全くしなくなる時があります。それは、警戒心を見せている時です。例えば、縄張り争いをしている猫ちゃんを思い浮かべて下さい。お互いに見つめあって一度たりともまばたきをしません。何故なら、警戒しあっているからです。
なので、まばたきでの愛情表現はある程度飼育年数が長い場合にのみ見られる行為であると考えられます。飼い始めたばかりの子猫がまばたきをしてくれず、じっと見つめてきても警戒心が取れない以上仕方のない事なので、猫との信頼関係を積み重ねていって下さい。
また、猫のまばたきが全くみられない場合には飼い主の見つめ過ぎ問題も取り上げられます。猫はじっと見つめられると「この人は自分に対して敵意を持っている」と認識してしまうので、逆に警戒される事になります。なので、猫とのコミュニケーションで大切なのは相手をじっと見つめ過ぎない事に尽きます。注意してスキンシップを取ってみて下さい。
まとめ
猫のまばたきは愛情表現のために行うという事が分かりました。しかし、本来であれば猫はまばたきを必要としない動物なのでまばたきをし返してくれなくても飼い主を信頼していないという訳ではありません。必ず別の形で愛情表現をしてくれると思うので、がっかりしないで下さい。
しかし、そうは言ってもまばたきでの愛情表現を見てみたいと思います。猫のまばたきを見るコツは自分もゆっくりまばたきをしてみるという方法です。十分にコミュニケーションを取っていればまばたきをし返してくれる可能性が大いに高まります。猫は気まぐれな性格なので、返してくれない時もあるかと思いますが是非一度試してみて下さい。