猫の「喜」のサイン
- 目を半分閉じている
- 耳は力が入っていない
- しっぽをピンと立てる
- 喉をゴロゴロ鳴らす
猫がうれしいとき、表情はとてもリラックスしています。目を半分閉じて、耳やひげにも力は入っていません。飼い主さんのそばに来たり、なでたりすると喉をゴロゴロと鳴らします。
猫の「怒」のサイン
- 瞳孔が細くなる
- 相手を鋭く見る
- 耳は横を向く
- 腰を高く上げる
- しっぽの先が下を向く
猫が怒っている、攻撃しようとするときは、瞳孔が細くなります。体を大きく見せるために、足を伸ばし、腰を高くした姿勢をとります。ケンカをしようとするときには、しっぽは逆U字になり「ミャーオー」と相手に向かって鳴きます。
怒ってはいないけれど、イライラしているときは、しっぽをブンブンと振ります。爪切りやブラッシングが嫌だったり、なでてほしくない場所をなでられたりすると、しっぽを振ってアピールするので、それが見られたら一旦猫に触るのをやめてみましょう。
猫の「哀」のサイン
猫は人間のような哀しいという感情はないと言われています。不安や恐怖を感じているとき、怯えているときのサインをご紹介します。
- 瞳孔が広がる
- 耳を後ろに寝かせる
- 「シャー」と鳴く
- 恐怖―体を小さく見せる
- 怯え―体を横向きにして腰を高くする
- しっぽが体の下に入る
猫が不安や恐怖を感じると目を丸くさせ、耳を後ろへ寝かせ、姿勢を低くして体を小さく見せようとします。怯えているときは、上半身は低くしますが、腰をあげて体を大きく見せようとします。「シャー」と鳴くのは威嚇のためです。
猫の「楽」のサイン
- 瞳孔が丸くなる
- ひげに力が入る
- しっぽをゆっくり動かす
- しっぽの先だけ動かす
ひげに力が入る、目を大きくするなどは、猫が興味津々になっているサインです。ひげの根元に力が入り、かわいらしい表情になります。我が家の猫もおもちゃで遊んでいるとこのような表情になるので、おもちゃを気に入ったことがよくわかります。
また、しっぽをゆっくりと揺らしている様子から、何かを気にしている、興味があるんだなというのもわかるでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:はる / ♂ / 2歳 / 雑種(ミックス) / 4kg
猫は表情がわかりにくいと言われることもあります。しかし、目、耳、ひげ、体、しっぽ、鳴き声などから喜怒哀楽のサインがわかるんです。
おとなしくしていても、目や耳を見れば何か気になるものを見つけた様子がわかったり、しっぽを振る様子からイライラしている様子がわかったりします。ご紹介した猫の喜怒哀楽のサインを参考に、猫が何を思っているのかチェックしてみてください。