なにか聞こえる!
猫は人間の10倍の聴力を持っているとされ、犬よりも聴覚が優れています。人間には聞こえない音も聞こえるので、なにか気になる音を集中して聞いている時に、一点を見つめていることがあるんです。遠くにいる動物や虫、天井裏に潜むネズミの動く音や鳴き声などを聞いているのでしょう。一点を見つめていても、耳を動かして音がする方向を探し、音のする方向に耳を向けていることが多いです。
気になるものを見てる!
猫は止まっているものを見るよりも、動くものを見る方が得意です。一点を見つめているその先をたどると動いている物がある可能もあります。例えば、室内に入ってきた小さな小さな虫、遠くの木に止まっている鳥、なにかに反射した揺れる光、舞い上がったホコリなどを見ているかもしれません。
集中して見ているので、飼い主さんが話しかけても反応してくれないことが多いですよね。
我が家の猫が一点を見つめている時のほとんどは、室内に入ってきた虫を見つけたときです。じっと見つめて動かなくなるので「虫がいるのを教えてくれてありがとう」と伝えています。虫は外へ逃してしまうので、猫としては「あれ?どこに行った?」と不満そうです。最近の研究では、猫は紫外線を見ることができると分かったそうです。どのように見えているのか不思議ですよね。
あの場所に行きたい!
キャットタワーやテーブルの上など、猫が「行きたいな」と思って見つめていることがあります。行こうか迷っているときや、勢いをつけて行きたいと思っているときも、じっと行き先を見つめています。我が家の猫も、ケージの上の座布団の上で寝ようとする時や、キャットタワーに登るときに、しばらく見つめてから行動します。
ぼーっとしているだけ
機敏に音や動くものに反応できる猫も、ぼーっとしているだけのときもあるんです。窓から外をぼーっと見つめたり、飼い主さんの様子をぼーっと見つめたり、力が入っていない表情でいるときはリラックスしているのでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:わこ / ♀ / 1歳 / アメリカンショートヘア / 3.6kg
猫がじーっと一点を見続けていたら気になりますよね。猫が見つめるその先を見ても何も見えないと不安になってしまいますが、猫は遠くの音や物を集中して確認しようとしているんです。
他にも、行きたい場所を見つめていたり、ただボーッとして見つめていたりすることもあります。じっと一点を見つめる猫が何を感じているのか考えながら猫を見つめる、そんな時間も楽しいかもしれませんね。