猫ちゃんも感情を持つ生き物なので「ヤキモチを妬く」こともあります。個体差の関係で性格により妬かない猫ちゃんもいますが、もしヤキモチを妬いているという事を表現する猫ちゃんの場合は、可愛い姿なのですがストレスで体調を崩す場合もあるので、飼い主さんとしては把握しておきましょう。
ヤキモチ妬きの特徴
猫ちゃんは人間と脳の構造が似ている部分があります。特に感情を司る大脳皮質に関してはそっくりで、そのため「ヤキモチ」という感情も併せ持つのです。これは特に子猫の時から一緒に飼い主さんと暮らしている猫ちゃんに多く見られます。
猫ちゃんから見ると、飼い主さんは母親と同じ存在のように見ていることが多いので、その周りの存在に嫉妬します。対象は彼氏、彼女、友達、赤ちゃん、別の猫ちゃんなど様々であり、とにかく自分よりも後にテリトリー内に入ってきた「新入り」に妬きます。先住猫である自分を差し置いて、後から来たものに関心が向けられてしまうと、構ってアピールが始まってしまうのです。
1. 鳴き声をあげたり、割って入る
ヤキモチのサインとして飼い主さんが別の対象と話している時に、猫ちゃんが急に鳴いて割り込んでくる場合があります。小さな子供と同じで、鳴く事で自分に関心を向けてもらおうと、少し強引にアピールしている可能性があります。またこの現象は飼い主さんがテレビやパソコン、スマートフォンなどに夢中になっている時にも見られます。
2. 距離をとって見つめる
プライドの高い性格の子は上記のようなアピールはしないで、ただただ遠くから飼い主さんを見つめてくる子もいます。ヤキモチを妬いている姿を見せようとはしませんが、飼い主さんのことをとても気にしています。飼い主さんはもしこの姿を見かけたら、極力愛猫のことを構ってあげて安心を与えて下さい。
3. 粗相や家出をしてしまう
後からやってきた猫ちゃんに対して、先住猫はここが自分のテリトリーだと知らせるために、粗相をしてしまう子がいます。匂いをつけて追い出そうとするのです。新しい猫ちゃんを迎え入れた時によく見かける事の多いサインでもあるので、飼い主さんは先住猫の動向を注意深く観察して下さい。
また、猫ちゃんの性格によっては「ここには自分の居場所がない」と判断した時に、家出してしまう子もいます。あまりにも新入りを構い過ぎてしまうと、先住猫のストレスとなりますので飼い主さんはバランスを考えて接していきましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:王子郎 / ♂ / ミヌエット / 4kg
上記のさいんは猫ちゃんにも人間と同じく「心」や「感情」があると分かる表現だと思います。飼い主さんは愛猫の母猫代わりでもあるので、心の機微にもしっかりと目を配らせて接していきましょう。