スコティッシュフォールドの飼い方とコツ
スコティッシュフォールドはその外見の可愛らしさだけでなく、性格もとても飼いやすく、初心者にもオススメできる猫種です。ですから飼い方に特別難しい事はあまり無いのですが、スコティッシュフォールドの健康を保ちつつ、上手に付き合っていくポイントはいくつかありますのでご紹介します。
スコティッシュフォールドの飼い方のコツ①性格を把握する
スコティッシュフォールドの上手な飼い方を知るには、まずどのような性格をしているのかを把握して仲良くなる糸口を掴んでください!もちろん個体差がありますので、あくまでも傾向と捉えてくださいね。
甘えん坊
オスの方が甘えん坊というウワサもありますが、メスも気分次第では甘えん坊に豹変!?
飼い主と遊ぶのが好きなので、いつ遊んでくれるかとヤキモキしているかもしれません。毎日適度にかまってあげないとストレスになってしまう事もあるようです。
人懐っこい
「猫というよりかは犬に近い」と言われる事もある位、人懐っこい一面があります。来客にも怯えずスリスリとすり寄っていく事もあり、甘えられれば誰でも良いのかと思わずツッコミを入れたくなってしまいそうです。
優しく穏やか
優しく穏やか、大らかで一般的な猫のようなキツさがあまりありません。他のペットなどにも優しく接する事が出来るので一緒に飼う事も可能ですが、もちろん相性はありますので性格を見てあげる必要はあります。
環境の変化にも動じない所があります。
スコティッシュフォールドの飼い方のコツ②健康管理の知識
スコティッシュフォールドの飼い方で重要なのは、やはり健康管理について正しい知識を得ることです。スコティッシュフォールドの健康を保つ為に必要な事柄を挙げてみました。
耳掃除
スコティッシュフォールドに限らず定期的な耳掃除はどの猫も必要ですが、折れ耳の子の場合は特に湿気が溜まりやすいので、まめに耳の中をチェックしてあげましょう。耳が汚れると、外耳炎や内耳炎など耳のトラブルになりやすいです。注意しましょう!
ブラッシング
スコティッシュフォールドの飼い方でブラッシングは重要です。スコティッシュフォールドは短毛と長毛両方のタイプがいますが、短毛は朝夕1回ずつのブラッシングをしましょう。長毛の場合は朝夕1回ずつのブラッシングに加え、コーミングも行ってムダ毛を取り除いてあげると被毛を清潔に保てます。スキンシップの時間と考えて、愛情をかけながら行うと信頼関係の構築にも繋がっていきます。
肥満に注意!
スコティッシュフォールドの飼い方においては肥満にも注意しなくてはいけません。スコティッシュフォールドはご飯も普通のキャットフードで良いですし、運動量が少なめなので特別運動を促すような工夫も必要ありません。しかし、肥満にはなりやすいので、ご飯やおやつをあげ過ぎないように注意しましょう。
また、飼い主がおもちゃなどで一緒に遊ぶのはコミュニケーションにもなりますし、スコティッシュフォールドにとっても適度な運動になるので時間をとってあげましょう。
歯磨き
猫は虫歯になる事はあまりありませんが、歯垢が溜まって歯石になり歯周病に発展していく事はよくあります。歯垢は約3日で歯石になりますから、2~3日に1回は歯磨きをしてあげると良いでしょう。猫全般に言える事ですが、口の中に物を入れられるのを嫌いますので、出来れば子猫の頃から口の中に指を入れたり歯ブラシを入れたりする事に慣れさせておくとやりやすいです。
愛猫が嫌がると飼い主もやりづらくなってしまうのですが、そこは健康維持の為、行うようにしましょう。
スコティッシュフォールドの飼い方のコツ③かかりやすい病気を知る
スコティッシュフォールドは交配の仕方によっては遺伝性疾患の出やすい子が産まれてきます。きちんとした知識を持ったブリーダーにより作出されたのであれば、遺伝性疾患の少ない健康な子を生み出すことができます。スコティッシュフォールドを迎える際には、信頼出来るブリーダーやキャッテリーを見つけるようにすると良いでしょう。
スコティッシュフォールドの飼い方について、かかりやすい病気も知っておく必要があるでしょう。スコティッシュフォールドがかかりやすい病気には、
- 遺伝性骨形成異常症
- 腎臓病
- 心筋症
- 毛球症
などがあります。
「遺伝性骨形成異常症」と「腎臓病」は遺伝による病気です。
「遺伝性骨形成異常症」は、折れ耳を持つ親同士を交配させる事で高確率でこの病気を持つ子猫が産まれてきます。折れ耳ではないからこの病気が遺伝しない、という事もありませんが、折れ耳同士の場合は確率が跳ね上がります。
「腎臓病」は、親猫のどちらかがこの病気を持っていると50%の確率で遺伝してしまうのです。ですから、前述したようにどのような交配をして産まれた子猫なのか、というのは非常に重要なポイントなのです。
「心筋症」に関しては、スコティッシュフォールドだからかかりやすいという訳ではなく、猫全体でかかりやすい病気です。心筋症の中でも「肥大型心筋症」という心臓の筋肉が厚くなってしまう病気にかかりやすいです。血液の循環が悪くなってしまい、血栓などが出来る事で死に至る事もあります。年1~2回程度の健康診断を受ける事で早期発見に繋がります。
「毛球症」は長毛のスコティッシュフォールドに多く、毛繕いで飲み込んだ毛が排出されず胃の中で固まって詰まってしまう症状です。飲み込む毛の量を少なくする為に、飼い主による日々のブラッシングとコーミングが毛球症の予防になります。
まとめ
スコティッシュフォールドの飼い方についてお伝えしてきました。可愛いスコティッシュフォールドと仲良く、毎日楽しい暮らしを送りたいですよね。それもなるべく長い時間・・・
その為にはまず健康なスコティッシュフォールドを見つける事から始まります。
素敵なスコティッシュフォールドが見つかりますように!!