猫の「食べ過ぎ」がもたらすリスク5つ

【獣医師監修】猫の「食べ過ぎ」がもたらすリスク5つ

まるまるとした猫は、見た目が可愛いく触り心地も最高なのですが、太り続けるのはリスクになってしまいます。猫が食べ過ぎてしまうリスクについてお話したいと思います。食べ過ぎてしまうと猫にどんなことが起こるのか、そして食べ過ぎてしまう原因についても紹介していきましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫の食べ過ぎによる影響とは

1 やる気がでなくなる

太って座り込んでいる猫

食べ過ぎは、体調不良に繋がることもあります。

我々でも、食事を食べ過ぎてしまうと何だかやる気が起こらなくなってしまいますよね。私の猫も、食べた後に「食い過ぎたにゃー」と、ダラーっと横たわっている事があります。

2 体が重くなる

食べ過ぎは、猫にもよくありません。

やる気はなくなるし、動くのも、億劫になってしまう事もあるようです。体が重くなると、何もする気になれなくなって悪循環を招きます。運動不足にも繋がってしまうのでしょう。

3 胃がもたれる

食べ過ぎると、体調不良を起こしてしまいます。

気持ち悪くなったり胃がもたれる事もあるのでしょう。下痢や便秘、嘔吐などを引き起こしてしまう場合もあります。

4 睡眠時間が増える

寝ているデブ猫

食べ過ぎた後って、何故か眠くなりますよね。猫も同じように、食べ過ぎると睡眠時間が増えたり、やたらと寝るようになってしまうようです。寝るのが主な生活にしても、食べて寝てを繰り返すだけでは健康面が心配です。

5 肥満になる

食べ過ぎの一番のリスクは、肥満です。

体は食べたカロリーを消費したり放出しながら、一定の健康状態をキープするようになっています。食べ過ぎにより、このバランスが崩れてしまうのです。すると、病気や疾患を発症させる確率を高めてしまう原因にもなります。つまり、カロリーオーバーにより、肥満から病気になってしまうのです。

猫が食べ過ぎる原因

病気が原因で食欲増進

外にいるものすごく太った猫

猫が食べ過ぎるのは、病気を発症しているか何かしらの疾患がある可能性があります。

先に少し説明しましたが、肥満が原因であらゆる病気を発症してしまいます。例えば、猫にも多いと言われる糖尿病。他にも内臓脂肪が増えると、血圧や脂質の異常が重なり、動脈硬化のリスクが高くなって危険になります。甲状腺機能亢進症や先端肥大症なども食欲増進になる病気と言われています。

猫の肥満は、内蔵や心臓にも負担を与えやすく、病気になる可能性が高くなると言われています。

ご飯の出しっぱなし

屋外でごはんを与えられている太った猫

好きな時に食べられる環境にしておくと肥満になります。猫のご飯の量や、栄養を管理出来ていないということですね。

猫はご飯があれば、あるだけ食べてしまう所があります。起きたら食べる、気が向いたら食べる、お腹が空いていなくても食べると言う環境を作ってしまうと、どんどん胃が大きくなり太ってしまいます。

外猫から飼い猫になった直後

食べ過ぎてしまう猫に多いのは、野良猫から飼い猫になった猫でしょう。

「常に食べ物がある」という環境に慣れていなかったので、食べられる時に食べようと言う感覚になってしまうようです。ご飯をとられると言う心配が強くあるせいなので、食べることに困らない環境に慣れて行けば自然となくなるようです。

室内の温度が低い

セーターを着ている猫

室内の温度が低い場合や、冬の寒い季節は食欲増進します。食べて、体力と体温を温存しようとするからだそうです。

猫の食欲が夏に落ちて冬に増えるのは、体温を調整する為の本能なのでしょう。夏でも室内の温度が低すぎると、エネルギーの消費量が減り食欲も出てくるようです。

飼い主が甘やかしている

飼い主さんが愛猫を甘やかしていると、食べ過ぎてしまうでしょう。好きなだけ与えてしまう飼い主さんは、猫を肥満にしてしまう原因を作っているのです。

甘やかすと、お腹が満たされていても食べてしまう原因になります。ちょっと甘えたらおやつをあげて、飼い主さんが何か食べるときにも一緒に食べようとごはんをあげて…と喜ぶ顔見たさで食べ物を与え続けてしまうような状態になるためです。そして必要な栄養をオーバーして摂取し過ぎたり、余分な脂質を摂取させてしまっているのでしょう。

まとめ

体重計に乗った猫

猫の食べ過ぎがもたらすリスクについてご説明しました。食べ過ぎは、人間同様に猫にもよくありません。食べ過ぎてプラスになるメリットはないと言うことです。食べ過ぎは、体に負担がかかり、肥満から病気のリスクに繋がってしまいます。愛猫が食べ過ぎないためには、飼い主さんの管理がとても重要になるのでしょう。

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