なぜ猫はお迎えしてくれない?
迎えてくれる時とくれない時があるのはなぜでしょうか?
1.お腹が空いていないから
筆者宅の猫もそうですが、お腹が空いていると、玄関で迎えてくれます。分かりやすっっ!「早く〜ご飯〜」と言ってそうです。
きっと留守番している時から、「お腹空いたなぁ。早く帰ってこないかにゃあ…」と思っているのです。そこへ、飼い主さんが帰ってくる気配がすると、玄関へ駆けつけるのでしょう。
飼い主さん的には、可愛い猫が迎えてくれて嬉しいですが、猫からすると「やっと帰ってきたぁ。ご飯ちょうだい!」としか思っていないかも。切ない…
2.爆睡中だから
1日の大半を猫は寝て過ごしますが、そのほとんどが浅い眠りです。ですが、数時間は深いノンレム睡眠をしています。つまりは爆睡している訳ですが、この間に飼い主さんが帰ってきても、気がつかないことも。
せっかく帰ってきたのに、猫が迎えてくれないと寂しい気持ちになりますが、猫にとって熟睡の時間はとても大切な為、起こさないようにしてあげてください。十分に熟睡の時間が取れないと、睡眠不足になってしまいます。ご注意を…
3.寂しくないから
猫を1匹飼っていた時は、帰宅するとすっ飛んで来て迎えてくれたのに、多頭飼いをしたとたんに迎えてくれなくなった…猫あるあるです。
何を隠そう筆者宅の猫も、そうでした。最初の1匹は寂しがり屋で、留守番させて帰るととても嬉しそうに興奮気味で迎えてくれていたのに、もう1匹を迎えたとたん、帰宅しても玄関には来ず「あ、帰って来たの〜。おかえり〜」と冷静な目で迎えてくれるようになりました。
猫が留守番中、寂しい思いをしていないなら、それはそれで嬉しいのですが、今まで熱烈歓迎をしてくれていた時とのギャップがあまりにも激しくて、猫ってホント我が道を行く動物だな〜と実感したのを覚えています。ある意味、羨ましい!
4.飼い主さんだと分かりきっているから
飼い主さんが帰った時玄関まで来るのは、猫の縄張りである家に、誰が来たのかを確認する為、とも言われています。飼い主さんを迎えている、というよりかは、「誰か入って来たけど、誰にゃん?」と調べに行っているのですね。
ただ、初めのうちはいちいち確認しに行っていた猫も、だんだんと飼われている年数が長くなって来ると、「どうせ飼い主さんしか、入って来ない」と覚えます。飼い主さんなら危険はないと分かっている為、わざわざ玄関まで来なくなる、という訳ですね。疲れて帰って来たんだから、たまには優しく、迎えてよ〜
5.ダルいから
寒い冬や老化によって動くのが億劫だと、迎えてくれなくなることも。これは人も同じなので、気持ちは良く分かります。ましてや温かくて快適な場所にいたら、わざわざ寒い風が吹き込んで来る玄関になど、行きたくないに違いありません。
猫は人の4倍早く年を取る、と言われていますから、7歳超えたシニア猫なら、動きたくなくても仕方ありません。人で言うと45歳以上ですから、老化が始まっていても、おかしくないです。こればかりは温かい目で見て、許してあげましょう。いたわりの心は、大切です。
6.閉じ込められている
猫は歩く時、ほとんど足音がしないので、飼い主さんがドアを開けたスキに入り込み、そのまま気づかずに閉めてしまったのかもしれません。クローゼットやトイレなどに、閉じ込められてしまうことも。
そんなこんなでどこかに閉じ込められて、迎えたくても迎えられないのかもしれません。ドアを閉めるときは猫が入り込んでいないか、気をつけなければいけませんね。
筆者宅の猫は、自分でドアを開けて中から閉めて、開けられなくなって自分で自分を閉じ込めることがあります。そうすると出られないストレスからか、良く粗相してしまうので、今はドアが閉まらないように、ストッパーなどで固定することにしています。手がかかるヤツなんですが、これが可愛いんです。私事、失礼致しました。
7.何かに夢中で
窓の外に鳥がいた、知らない猫がいた、家の中で虫を見つけたなど、何かに夢中で飼い主さんが帰宅したことに、気がついていないのかも。それだけ夢中になれることがあるのは、良いことです。
ただ、家の中に出没するGさんは、誤って猫が食べてしまうと寄生虫を貰う可能性がありますので、もしGさんに夢中になっていたら、早急に止めさせましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:まりもとメッシ / ♂ / ミックス / 0kg
筆者宅では、1番若いオス猫が、良く玄関で迎えてくれます。「寝てたでしょ?」と突っ込みたくなるように、目をしょぼしょぼさせながら…
その他にもお腹が空いていると、3匹総出でお出迎えしてくれます。ご飯が目当てと分かっていても嬉しいです!誰も来てくれないと、やはり寂しい気持ちに、なりますね。
ですが、猫が迎えてくれないからと言って、飼い主さんを嫌っている訳でも、軽んじている訳でもないのは、お分かり頂けたかと思います。ですから、猫が迎えてくれなくても、お気落としのないよう…猫はご存知のように、マイペースな、生き物ですから。