まるでストーカー!!飼い主さんの後をついてまわる猫の気持ち

まるでストーカー!!飼い主さんの後をついてまわる猫の気持ち

猫は自由気ままでクール。猫のことをよく知らないとこのようなイメージが強いと思います。猫にも人間同様個性があり、中には飼い主さんの後を追う猫もいるのです。なぜ後追いをするのか、心配はないのかなど、ここでは猫の後追い行動の謎に迫りたいと思います。

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猫が人の後をついてくる理由

ハートの被り物を被る猫

猫は犬よりもクールなイメージを持たれがちです。まさか猫が飼い主さんの後をちょこちょこついてくるなんて想像もできない方もいらっしゃるかもしれません。個性豊かでミステリアスな猫たち。中には飼い主さんが移動すると一緒についてくる猫もいます。このような猫たちは何を思ってついてくるのでしょうか。いくつか理由をご紹介いたします。

1.飼い主さんを親(母猫)だと思っている

飼い主さんを母猫だと思っている猫は、飼い主さんの後追いをすることがあります。通常、猫は生後6ヶ月頃までに自立し親離れをしていきます。しかし、幼くして母猫の元を離れ人間に引き取られた子猫は親離れが十分にできないことがあるのです。

だからといって永続的に親離れができないわけではありません。飼い猫も成長するにつれて徐々に親離れをし、後追い行動も落ち着いてきます。

飼い主さんの後を追ってくるだけで、他の生活に支障がなければ受け入れてあげましょう。ここで無理にやめさせてしまうとストレスになってしまう可能性があります。

2.ご飯をもらえると思っている

飼い主さんの後をついていけばご飯がもらえると思っている猫もいるようです。とくに「ニャー、ニャー」と鳴きながらついてくる猫は「お腹すいたよー、ご飯ちょうだい」と訴えているのかもしれません。

この場合はご飯がもらえると満足し後追いをしなくなります。もしかして甘えてくれているのかなと期待している飼い主さんからすると少々残念な気がしますね。

3.遊んでほしい

遊んでほしいアピール

「ニャーン」と高い声は要求の合図です。更このような鳴き声で鳴きながら後追いし、スリスリしてくる場合は遊んでほしいというサインかもしれません。

普段は素っ気ない態度をとっている猫に、甘えてほしいと思っている飼い主さんにとってはチャンスです。時間があればお気に入りのおもちゃで遊んであげましょう。

また、忙しい場合はこのサインを覚えておき、時間があるときにこのサインが出たら遊んであげましょう。

4.不安や寂しさのあらわれ

猫は自分のテリトリーを侵されない限り、自由気ままに穏やかに過ごしている印象が強いですよね。でも飼い主さんが見当たらないと寂しさや不安を感じてしまう猫もいるのです。

特に子猫の場合は慣れない環境や他の猫の存在に不安を感じることがあります。すると飼い主さんに「ひとりにしないで」という気持ちから後追いをすることがあります。

寂しさや不安の度合いは猫によって個体差があります。また性格的なものもあれば、年齢的な要因もあり、シニアになると少しの刺激で不安を感じてしまうこともあるのです。寂しがり屋の猫の場合は十分なスキンシップを取ることで安心させてあげましょう。

要注意な猫の後追い行動もある

不安気な猫

先程まで述べた後追い行動は、それほど問題ながなく飼い主さんの猫もとくに生活上支障をきたすものではないと思われます。しかし、猫の後追い行動の中には要注意なものもあります。それは分離不安です。ここでは先程までとは違う後追い行動について説明いたします。

分離不安とは

家庭で飼われている動物が、飼い主さんと離れることに対して強い不安や苦痛を感じ、パニックを起こしたり問題行動を取ってしまう状態を分離不安といいます。

分離不安になると精神面で大きなストレスを抱え、問題行動のみならずやがては体調面でも異変があらわれるようになります。分離不安では以下のような症状があらわれます。

  • 飼い主さんに過剰にまとわりつく及びしつこく後をつけまわす
  • 飼い主さんが部屋にいても不安げな顔をして落ち着きがない
  • 叫び声をあげる
  • 破壊行動(棚やテーブルの上のものを落として壊す)
  • 自傷行為(皮膚に炎症が出るほど舐める)
  • 粗相をする
  • 元気がなくなる
  • 食欲不振
  • 下痢や嘔吐を繰り返すなど

猫が分離不安になる背景には様々な要因があり、断定できない場合もあります。考えられる可能性としては、飼い主さんの環境が変化し、猫と過ごす習慣に変化が出たことが引き金になることです。

ともに過ごす時間が長いとついつい構いすぎてしまいます。しかし急に変化すると猫も混乱し、強い不安から以上にあげたような症状が現れてしまうことがあります。

猫が分離不安を起こしてしまった場合、外出時や帰宅後に声をかけることが逆効果になってしまうこともあります。何も言わずそっと外出し、帰宅後も少し構わない時間を設けることで互いに穏やかな生活ができるように心がけましょう。

まとめ

見つめる猫

猫が後追いをする理由には様々なものがあります。問題なく微笑ましい理由から、配慮が必要な少し問題のあるものまで実に多種多様なのです。人に個性があり、ひとりひとり性格や感情表現が異なるように猫にも個性があります。一緒に暮らす猫が後追いをしてくる場合は、なぜ後追いをするのかをよく観察してみてください。分離不安からくるものでなければ、にゃんこストーカーを楽しむことも幸せな一時かもしれませんね。