猫の体重の管理方法と肥満について

【獣医師監修】猫の体重の管理方法と肥満について

突然ですが、愛猫の体重をご存知ですか?体重を測らないといけないと思っていても、意外と面倒に感じて、測っていない事も多いのではないでしょうか?漠然と体重、と言っても、愛猫の理想体重が分かっていなければ意味がありません。理想体重についてや、完全室内飼い猫の肥満問題について、また我が家バージョンの体重管理法について、お伝えしていきます。是非最後まで、お付き合い下さい☆

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫の体重について

猫と獣医

猫の体重は、普通サイズの猫であれば大体3〜5kg位の事が多いです。世界最小猫と言われるシンガプーラでは2kg程度、大型猫のメインクーンやノルウェージャンフォレストキャットでは7kgあっても肥満ではなく、通常の範囲の事もあります。

当たり前ですが猫によって体格が違いますので、何キロだから痩せすぎだ肥満だ、という一律的な判定は出来ません。理想体重の120%以上ある状態が「肥満」、とされています。

理想体重は猫が1歳になった時の体重です。大型猫は成猫になるまでに数年かかりますので、この通りではありません。これから1歳になる猫がいる場合は、出来れば誕生日に体重測定を行ない、記録しておくと良いでしょう。既に1歳を超えていて、もし記録がない場合には、一度担当の獣医師に愛猫の理想体重を訊ねてみましょう。

猫の肥満度を測るボディコンディションスコア(BCS)やその他の測定方法もあるのですが、素人には中々難しいです。我が家の子もBCSで見て理想体重だ、と思っていましたが、獣医師には肥満ぎみだと言われてしまいました。もちろん愛猫経験の長い、ベテラン飼い主さんなどはお分かりになる方もいらっしゃると思いますが、まだ猫経験が3年程度の私では、ちょっと判定は難しかったようです。

猫の体重と肥満について

肥満の猫

今や、完全室内猫の実に40%は肥満と言われています。獲物を捕獲しなくてもご飯にありつけ、飢えに苦しむ事がない恵まれた環境が、肥満を増長しているのでしょう。もちろん、完全室内飼いは猫にとって安全安心な環境ですので、悪いのは完全室内飼いではなく、「いかに太らせないか」という事が大切なのでしょう。

肥満によってかかりやすくなる病気は、糖尿病・皮膚病・便秘・下痢・脂肪肝などです。いずれにせよ、肥満だからと言って良い事はないですね。もし愛猫が肥満になってしまった場合には、ダイエットが必要になってきます。今肥満ではない猫も、日々の体重管理を行わなければ、肥満になってしまう可能性はあります。

我が家の猫は1匹は正常値ですが、1匹は肥満ぎみなのです。獣医師に指摘され、体重管理用のフードも食べさせていたのですが、それでも肥満のままです。再度獣医師に相談した所、人間と同じで猫にも太りやすい体質の子がいるようです。去勢・避妊手術をしていると尚のこと、太りやすくなるとか。

我が家のぽっちゃり猫は、フードも食べ過ぎではなく、おやつもほとんどあげていない状態でした。運動もそれなりにしています。それでも太ってしまうので、体質的によほど太りやすいようです。そこで無理に痩せさせるのではなく、今以上太らないように、体重管理を行う事になりました。

我が家の猫の体重管理の仕方

管理される猫

体重管理、と言ってもずぼらな私でも出来る簡単な方法です。お恥ずかしながら、今までフードの量をかなり適当に測っていたので、しっかりと一日の分量を測るようにしました。ニオイの漏れない小袋に、獣医師に聞いた一日分の量を小分けする事にしたのです。これで食べさせすぎる事はありません。

更に、ずっと同じフードを食べさせていると飽きて食べなくなってしまうので、鰹節のトッピングを乗せて出すようにしました。もちろんその分は一日分のフード量から引いています。フードのニオイを立たせるため、白湯をかけてふやかすようにもしました。これだけで食いつきが違くなりましたし、水分もとれるので、一石二鳥です。愛猫も満足そうです♪

また、獣医師の勧めで月に1度は体重を計り、記録をつけるようになりました。お気に入りの段ボール箱の重さをあらかじめ測り、その中にぽっちゃり猫を入れて体重測定です。もちろん人間用の体重計でOKです!

愛猫の健康維持の為にも、これからも体重管理は続けていきます☆既にご飯の量も体重測定もやってるよ〜!と言う方、参考にならず、すみませんm(_ _)m

まとめ

肥満の猫とメジャー

猫の体重管理は、中々難しいもののようです。万が一肥満になってしまった場合の為にダイエット用のフードも販売されていますが、体質に合わなかったり愛猫の嗜好に合わなかったりして、見向きもされない事もあります。

まずは一日の食事を、おやつも含めてしっかりと管理する事。そして特に単頭飼いの場合は遊ぶ量が少なくならないように、飼い主が毎日遊ぶ時間を作ってあげる事も大切だと思います。

多頭飼いだと、割と猫同士で追いかけっこをしたり、じゃれ合ったりして運動している事が多いと思いますが、お互いあまり関わらない関係の場合は、やはり飼い主の出番です。

とにかく今肥満ではない猫ちゃんを太らせない事と、肥満の子は獣医師に相談の上、焦らずにダイエットを進めていく事が大切だと感じています。我が家の猫は無理にダイエットさせない方向にはなりましたが、一応ダイエット用フードを与えているので、しっかりと管理をする事であわよくば体重が減ってくれると良いな、と思っています♪