日本と海外での猫の飼い方の違いについて
外国と日本では人の暮らしや文化も全く異なりますよね。実は猫を飼育する方法も異なるところがいくつかあるんですよ。
誰でも猫を飼うことができる
猫を飼うときに我々が一番気にするのは「この環境で飼うことができるかな」ということですよね。
自宅が賃貸住宅であったりマンションなどあると「ペット飼育不可」のところも日本では多くあり、猫を飼いたくても飼えないという方が多くいらっしゃると思います。
一方でドイツやスウェーデンなどのペット先進国の国では、物件の大半でペットを飼育することができるのです。賃貸であってもマンションであっても、ペットの条件を気にする必要はありません。
猫の登録制度がある
日本で犬を迎えると自治体に登録をしなくてはいけませんよね。一方で猫は何も届け出る必要はありません。しかし外国では猫を飼うときにも自治体に届け出る必要があります。
これは、災害などによって猫が行方不明になってしまったときに「猫の安全を確保しやすくするため」なんですね。そう考えると外国の方が、猫を大切に扱ってくれているようなイメージがありますね。
動物愛護精神が強い
ペット先進国ではペットは動物というよりも「家族の一員」という意識が強くなっています。もちろん日本でもペットは大切な家族の一員です。しかし、日本では残念ながら法律では「モノ扱い」されてしまうところが現実です。ペット先進国では動物に対する法律が多いところも飼育する上で全く異なる点ですね。
ペット先進国は日本のようにペットショップがない
日本では猫などのペットを飼いたいと思えば、ペットショップで購入することがほとんどですよね。
アメリカにも同様にペットショップはあります。
その一方でドイツなどのペット先進国ではペットショップがなく、保護猫を引き取って飼うのが主流になっています。それによりドイツでは猫の殺処分数が0匹でもあり、物件も気にせず飼うことができるのでこのように飼育することができるんですね。
またドイツには、野良猫などの猫を保護する施設はありますが、殺処分は行っておらず新たな飼い主を見つけるための施設なのです。
マイクロチップは義務化されている
日本ではまだあまり浸透していない猫のマイクロチップ。猫のマイクロチップは注射で埋め込むことができ、それにより名前や飼い主、住所、電話番号などの情報を知ることができるという災害時や猫が行方不明になってしまったときに役立つシステムです。
このマイクロチップは日本では義務化されていませんが、イギリスやオーストラリアなどの外国では義務化がされています。
動物のための救急車がある国も
猫などの動物が体調不良になってしまったりして、急いで病院へ連れて行かなくてはいけないこともありますよね。日本では動物用の救急車はありませんが、オランダではボランティアの方々の活動よって「動物のための救急車」が走っています。こちらは24時間稼働しており、愛猫のもしものときにも大変心強いですね。
まとめ
日本と外国では暮らしや文化も全く異なりますが、ペットに対する考え方や暮らし方にも違いがあるようです。
ペット先進国にあるような法律が日本にもできればもっと動物に対する考え方が変わるかもしれませんね。
20代 女性 茶々
ケージに入れられていないなど、展示方法が日本と異なりますが。
日本でマイクロチップが義務化されていないのは体内で移動するなど安全性に問題があるとの理由で一部の動物愛護団体や動物医等から強い反対意見があるためです。
病気や障害の発生確率と迷子になる確率等の考え方の相違があるようです。
ドイツが最も日本と違うと感じるのは、里親になる条件に原則として外飼いすることが要求されていることです。
しかも、花や小鳥達等を襲う害獣指定されているため野良猫や外飼い猫が駆除されてしまうことがあります。
多くの飼い主が外飼いする理由に食事やトイレの始末を軽減出来ることがあるので、迷惑する猫嫌いの方が駆除することが多いようです。
細かなことまで精査すると、ペットの住み心地は日本と動物愛護先進国で殆ど差は無いと思いますが、これも考え方次第、重点次第で変わると思います。