猫の鳴き声がおかしい時の5つの理由や病気、対処法

【獣医師監修】猫の鳴き声がおかしい時の5つの理由や病気、対処法

猫の鳴き声がおかしいと思ったことはありませんか?猫の鳴き声に、変化が見られるのは理由があるようです。猫の鳴き声がかすれ声、ガラガラ声、ダミ声とおかしいと思ったら!?じつはこんな原因があったようです。それについての対処法も書いてます。

4974view

SupervisorImage

記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫の鳴き声がおかしいのはなぜ?

鳴く黒白の猫

理由1 猫風邪によるもの

猫の鳴き声がおかしい原因は、喉の炎症を起こしている可能性があるようです。猫の鳴き声がかすれ声、ダミ声、声がでない病気には、猫風邪による猫ヘルペスウイルスや猫カリシウイルスなどのウイルス感染が考えられます。

猫の感染症から症状が進むと、咽頭炎を引き起こす原因にもなり、猫の声が出なくなる事もあるそうです。また、猫の鳴き声がおかしいのはアレルギーにより声帯が炎症して起こる事もあります。

理由2 鳴きすぎた、声帯が腫れている

猫の鳴き声がおかしいのは、大きな声でずっと鳴き続けると、かすれ声やガラガラ声になってしまいます。

猫の声がおかしいのは、声を出す喉頭の器官が腫れて、炎症を起こしているのが原因かも知れません。猫が何かきっかけで鳴き続けることや、大きな声を出して声帯が腫れてしまっている可能性があります。

理由3 ストレスによるもの

猫がストレスを抱えていると鳴き声がおかしいと思う事があります。猫の声がかすれ、出なくなる事もあります。いつもと猫の声がおかしいと思う時は、ストレスが原因の可能性も考えられるでしょう。

理由4 発情期によるもの

猫の鳴き声がおかしいのは、発情期が原因になることがあります。猫の避妊手術をしていないと、ふだん出さないような変な鳴き声をだします。メスの場合、低く大きな声で「アオーン」と鳴き続ける声をよく耳にするかと思います。猫の避妊手術をしている場合でも、避妊手術の時期が遅いときは、猫の個体差から発情期におかしい鳴き声を出す事もあるのです。

理由5 尿路結石症によるもの

尿路結石症により猫の鳴き声がおかしい原因になります。猫の尿路結石症は膀胱や尿道に結晶、結石ができる病気です。尿路感染は尿道が太くて短いメス猫の方が発症率は高いです。しかし結石が膀胱内で発生しても尿道が太いため尿と一緒に排泄できる可能性が高くなります。一方オス猫は尿道が細くて長いため、結石が尿道内で詰まりやすくなり排尿困難から重症化する可能性が高くなります。

結晶や結石ができてしまうと、おしっこをする時に尿道に痛みを感じてしまうのです。すると猫がおしっこを出す時や、出せなくて苦痛の鳴き声をあげることがあるのです。

猫の鳴き声がおかしい時の対処法

病気の猫

対処法1 風邪の治療、予防接種

猫の鳴き声がおかしい原因が猫風邪からくる場合は、ワクチン接種の予防をしていれば感染しても軽症で済むと言われています。しかし猫の飼育環境では、ウイルスを持つ猫から感染することや、飼い主が野良猫を触った手で飼い猫に感染させてしまうケースもあります。

一度感染してしまうと症状が治まっていても、ストレスなどから再発する可能性もあるそうです。

猫がウイルス感染した場合、抗ウイルス剤、抗生剤などの投薬やインターフェロンの注射を行うそうです。猫の鳴き声が出ない、鳴き声が変わったなどのおかしいと思う症状なら、すぐに病院で診断してもらいましょう。

対処法2 猫との接し方を変える

猫の鳴き声がおかしい原因が、寂しさからくる分離不安症の場合があります。飼い主さんがいなくなると鳴き続けて声がかすれ、声がかれてしまうこともあるのです。

猫の分離不安の鳴き声は、大声、クンクン鳴く、吠えるように鳴くなど、いつもと変わった鳴き声を見せます。また、興奮や、物を破壊する、吐く、呼吸が荒くなるなどのおかしい行動を見せる事もあるのです。

猫が分離不安にならないようにするには、いつも一緒じゃないと安心できないような環境にしないことが大切です。つまり適度な距離を保つこと、メリハリをつけることを心がけていくと良いでしょう。

対処法3 ストレスを減らす

猫の鳴き声がおかしい原因のなかには、ストレスが含まれるかもしれません。

新入りが来た、引っ越ししたなどの環境の変化から猫の鳴き声が変わる可能性があります。いつもと違う鳴き声になっていたら何かストレスを感じているかもしれません。できるだけストレスにならないような飼育環境を整えてあげましょう。猫が甘えたい、構ってほしいと思っているかも知れません。猫との時間を持つようにするのも、ストレス軽減につながります。

対処法4 避妊・去勢手術

猫に避妊・去勢手術をしていない場合は、発情期が治まらない限り、低く太いおかしい鳴き声が続きます。避妊・去勢手術をすると発情が来なくなるので、発情期に猫の声がおかしくなる事もなくなります。

対処法5 泌尿器系の病気の検査を受ける

猫の鳴き声が「ギャア」「ンギャ」のような、おかしいと思う声を出して排泄していたら病院で尿検査、レントゲン検査、超音波検査などの診断をしてもらうようにします。

猫が尿路結石症と診断されたら、結石を溶かす食事療法やサプリメントで治療したり、尿道につまった結石を流し出す洗浄をしたり、それらが無理な場合は、外科的手術を必要とする場合もあります。

猫が尿路結石症にならない予防は、水をたくさん飲む、食事対策、トイレの衛生管理が重要になります。肥満猫も尿路結石症になる可能性が高いので気をつけましょう。

まとめ

鳴く目を閉じて横顔の猫

猫の鳴き声がおかしいと思う時は病気やストレスや猫の行動から原因を探り、判断していきましょう。

猫がおかしい鳴き声にならないように飼い主さんができることは、猫にしていかないといけません。定期的な予防接種や、食事管理、ストレスを防ぐなど予防できることは対策していきましょう。