老猫の夜鳴きについて

老猫の夜鳴きについて

ある日、突然、始まった老猫の夜鳴きに悩んでいませんか?近年、猫の寿命が大幅に延びたことにより、老猫を飼っている飼い主の方も多くなりました。老猫を飼う、飼い主の方の多くが直面する問題は、夜鳴きです。昼夜問わず大声で鳴き続けるケースも少なくなく、飼い主の方は大変頭を悩ませてしまいます。ここでは、老猫の夜鳴きの原因と対処法についてご紹介します。

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監修:獣医師 平松育子先生

(ふくふく動物病院)

老猫が夜鳴きをする原因

キジトラ猫
  • 病気によるもの
  • 老化による認知症
  • 精神的不安、ストレス

老猫が夜鳴きをする原因は、この3つにあります。では3つの原因のどれに当てはまるのかを、まず見極めます。老猫を飼っている環境に変化がない場合、病気の可能性があります。次に検査を行っても病気でない場合、老化による認知症の可能性があります。

病気や認知症以外では、「精神的不安やストレス」と考えられます。老化により耳が聞こえにくくなったり、目が見え難くなったりと猫も老化現象では人と同じような現象が起きる為、老猫は不安を感じて飼い主に向かって大声で鳴くことが多くなります。またストレスが原因の場合は、大声で夜鳴きをするほか、粗相の回数が増えることがあるので精神的不安と見分けが付きます。

老猫の夜鳴き対策 

横顔を見せる猫

老猫の夜鳴き対策を取る前には、まず動物病院で受診してもらい老猫の健康を確かめて下さいね。では老猫の夜鳴き対策に効果のある3つの薬について調べてみましたので、ご覧ください。

精神安定剤

動物病院で、老猫の夜鳴きが原因で受診した場合、主に処方される薬は精神安定剤です。精神安定剤の効果は「夜鳴きがなくなり落ち着いて眠れるようになった」と良く効いたとの声が多く見られました。ですが猫によっては、効きすぎてしまったり、挙動不審な状態が出てしまうこともありますし、稀に過食など様々な副作用が出たりするようですので、獣医師と相談のうえ使用して下さい。

レスキューレメディ(バッチフラワーレメディ・カウンセリング)

老猫の夜鳴きや、暴れてしまう猫の精神安定に効果があると注目されているのが、レスキューレメディ(バッチフラワーレメディ・カウンセリング)と言う自然治療があります。

レスキューレメディとは、エドワードバッチ博士が開発した、花のエネルギーを転写した水を瓶に詰めたものです。使用法は飲料水などに混ぜて飲用して使います。
効果は主に、心や感情のバランスを安定させるとされる自然治療で、薬と違い副作用はなく、また植物由来なので、人間の赤ちゃんやお年寄りの方、ペットや植物にも使用できて安心です。

レスキューレメディは身体に優しい自然治療なので、猫の体質によってはすぐに夜鳴きに対する効果が得られるとは言えません。効きやすい子もいれば効きにくい子もいます。レスキューレメディの中でも、こちらの5種類の花のエネルギーが入ったレメディが人気のようです。

レスキューレメディ 10ml
2,223円(税込)

商品情報
・5種類のエッセンスを配合。
・依存性や習慣性はありません。

夜鳴きとフェリウェイについて

老猫の夜鳴きが治まらない時に使われる薬の1つ、フェリウェイというフェロモン製剤があります。
「フェリウェイ」とは主に猫の精神安定に効果がある猫の頬からの分泌物、「フェロモンF3」に注目して開発された、フェロモン製剤です。フェリウェイの使用で猫に安心感を与えストレスレベルが下がると言う効果が見られるようです。
その為、個体差はありますが老猫の夜鳴きが、軽減されることが期待出来ます。

フェリウェイにはスプレータイプとコンセントに差し込み自動で室内に拡散するリキッドタイプがあります。ここではAmazonにて販売中のリキッドタイプの方を掲載致します。ご興味がありましたら、試してみてくださいね。

ビルバック フェリウェイ 猫用 専用拡散器1個+リキッド48mL
4,936円(税込)

商品情報
・猫用フェロモン製品。
・リキッドを専用拡散器にセット。
・自宅のコンセントに差し込むだけ。

老猫の夜鳴きから考えられる病気 

見つめる猫

老猫の夜鳴きから考えられる病気の可能性としてあるのは、痴呆症や、甲状腺機能亢進症または副腎皮質機能亢進症などです。老猫の痴呆症は良く耳にしますが後の2つの病気は聞き慣れない病名かもしれません。ここでは甲状腺機能亢進症、副腎皮質機能亢進症の2つの病気についてご紹介します。

夜鳴きと甲状腺機能亢進症について

甲状腺機能亢進症とは、のどにある甲状腺の機能が異常を起こし、甲状腺ホルモンの分泌が過剰になる病気です。甲状腺ホルモンの分泌が過剰になることにより、全身の代謝を上がることで興奮状態になり夜鳴きや食欲の増加が始まります。

症状は、甲状腺の腫れ、体重が落ちる、嘔吐下痢、高体温、夜鳴きなど落ち着きがなくなるなどが見られます。昼夜問わず鳴き続けて元気に見えますが症状が進むと、不整脈や心筋症が起こる危険性がありますので、老猫が甲状腺機能亢進症と診断されたら注意して見てあげてください。

夜鳴きと副腎皮質機能亢進症について

副腎皮質機能亢進症とは、クッシング症候群とも呼ばれ、猫の発症率は犬ほど多くない病気です。
主に症状は食欲の増加、毛が抜ける、筋肉の萎縮、甲状腺機能亢進症との併発、糖尿病との併発などがあります。

まとめ

お昼寝をしている猫

夜鳴きは大変ですが飼い猫が長く生きてくれたことは飼い方がとても良い証拠であり、飼い主にとって幸せなことです。夜鳴きへの出来る限りの対策をとり、老猫の余生を優しいものに変えながら共に過ごしていきましょう。

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