オリーブの実は食べさせても良い?
自宅にある観葉植物のオリーブの実を「ムシャムシャ食べていた!」なんてことを今までに経験された飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。
そんなときに、猫にオリーブの実を食べさせて「本当に大丈夫なの?」、「病院に連れて行った方が良い?」と不安になる方もいるかもしれませんが、実は猫にとってオリーブの実は「無害」だと言われています。
オリーブの実を食べたり、葉っぱを食べたりする猫ちゃんもいますが、今までに中毒性が出たというデータはないようです。
しかし、酢漬けや塩水漬けなどの、人間用に味付けされたオリーブは味が濃すぎるため、猫に与えないようにしましょう。
地中海では猫のおやつとしてポピュラー
オリーブオイルなど、オリーブを使った食べ物や料理はたくさんありますよね。オリーブの実は、あまり猫に食べさせるイメージがあまりありませんか、イタリアなどの「地中海地方」では、おやつになるほどポピュラーになっています。
確かにオリーブの葉っぱであれば、果物や緑茶よりも、ポリフェノールが多く含まれていると言われています。オリーブの天然成分には「鉄分」や「カルシウム」、「ビタミンE」などが含まれており、血圧を下げたり解熱作用だったり殺菌効果もあるのです。
これらを猫が食べたからと言って、この栄養素が摂取できているわけではないのですが、オリーブの実は、猫の応急手当やおやつ、サプリメントとして与えることが多いようです。
いずれにせよ、無害ということが分かっているので安心ですね。
オリーブを猫に与えるときの注意点
オリーブの実や葉っぱは無害だとは言っても、猫に与えるときにはいくつかの注意点があります。
初めてのときには少量だけを与える
猫がオリーブを欲しがるとき、「初めて与えるとき」には少量だけにしておきましょう。初めて食べるものであれば、お腹がビックリしてしまう可能性もあります。
猫にも好き嫌いがありますので、欲しがらないときには無理に与えないようにしてくださいね。
食べさせすぎは禁物
猫は好き好きにもよりますが、オリーブの実が大好きで虜になってしまうといくつでも欲しがることがあります。しかし好きなだけ食べさせてしまうと猫は「下痢」を引き起こしてしまうこともあります。
下痢になってしまうと脱水症状になってしまうこともあるので、与えすぎないように注意してください。また知らないうちに、勝手にたくさんのオリーブを食べてしまい、下痢を引き起こしたときには、病院に連れて行ってあげるようにしてください。
塩漬け、酢漬けなどの加工品は与えない
一般的にスーパーで売られている瓶詰めのオリーブの実は、塩水で漬けてあったり、お酢で漬けてあったりします。猫にとって塩分の多い食品は、毒ですので与えないようにしましょう。
一般的にスーパーで売られている瓶詰めのオリーブの実は、塩水で漬けてあったり、お酢で漬けてあったりします。猫は腎臓の病気にかかりやすいので、塩分の多い食品は与えないようにしましょう。
オリーブはマタタビと同じ効果がある!?
オリーブを見たり匂いを嗅いだりすると、猫は虜になってしまうことがよくありますよね。実はこれは「マタタビと同じ効果があるから」です。
地中海に住んでいる猫がオリーブの木の周りでゴロゴロと酔っているような姿を見せたり、木を舐める仕草をしたりしていることもあるよう。
この匂いはマタタビと似ており、日本の猫であっても虜になると酔っ払ったように、じゃれたり遊んだりする仕草を見せてくれるようです。
猫にオリーブの実を与えるには?
オリーブにはポリフェノールが豊富なので、そのままの状態ではかなり渋みがあります。特にまだ熟れていないグリーンオリーブは渋みがあります。ご自宅でオリーブの木を栽培している場合は、収穫したオリーブの種を取り、数日水に漬けておくと渋みが無くなるようです。この際お水はこまめに取り替えるようにしましょう。
また、熟れているブラックオリーブは緑色のものよりも渋が抜けているようです。
まとめ
猫が自宅にある観葉植物のオリーブの実を勝手に食べていた!ということもありますよね。誤食だから「病院に連れて行かないと!」とつい慌ててしまうかもしれませんが、基本的にオリーブの実や葉っぱは猫にとって「無害」だと言われています。
むしろオリーブには様々な栄養素や天然成分が入っています。オリーブの実を食べすぎては、猫は下痢を引き起こしてしまうので避けたいですが、地中海ではポピュラーともなっているのでおやつとして1度は食べさせてあげてみたいですね。
マタタビと同じような効果もあるので、オリーブの木を栽培している方は、ご褒美として猫に少量与えてみるのもいいですね。
40代 男性 ねこぴよ
某オリーブオイル漬けサバ缶に夢中になる訳だ。