猫のノミを病院で駆除!かかる費用や薬の飲ませ方

【獣医師監修】猫のノミを病院で駆除!かかる費用や薬の飲ませ方

早めに治療しないと、皮膚病やアレルギーを起こす猫のノミ。猫の健康を守るために早めに動物病院へ行き駆除したいものです。しかし飼い主さんがノミ用のクシで取ろうとしても、病院で行うお薬を使った除去のように、なかなか上手くいかないかもしれません。そこでここでは、動物病院でのノミの治療方法・費用などについてご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫のノミを病院で駆除するときの方法

かゆがって後ろ足で身体を掻く猫

飲み薬

錠剤を持つ人の手と座る猫

動物病院処方の薬を猫が飲むことで、内側からノミを駆除することができます。

ノミ駆除のために、病院で処方して貰った内服薬を使うと、猫の体の内側からネコノミに働きかけ、ノミの成虫だけではなく、卵も含めて駆除する効果があります。

動物病院でほどこされるスポットオンタイプでは、猫の体にたらすため、猫の体がべたつくことがあります。

病院でスポットオンタイプをしてもらうと、猫の毛のべたつきが気になるという方、徹底的にノミを駆除したいと考えている方には動物病院でノミ駆除用の内服薬を貰うことがオススメです。

病院処方のノミの駆除のための内服薬の場合、猫ちゃんが毛づくろいするときにもお薬を飲んでしまう不安がなく、猫ちゃんが薬をなめても効果がなくなることはありません。

野良猫を家にお迎えした飼い主さんは、猫ちゃんがノミ・ダニなどの害虫を持っている可能性も高いので、動物病院でのスポットオンタイプの方法や飲み薬でノミダニ駆除を徹底しておくと、安心して暮らせるのではないでしょうか。

スポットオンタイプ

スポットオンタイプの薬を垂らされている猫

病院で処方されるノミ駆除薬として、「フロントライン」が有名です。

液体の薬ですが、猫の首の後ろの毛をかきわけてたらすだけで24時間以内にノミが死滅します!猫のノミだけではなく、マダニ・シラミなどの駆除もできます。

「フロントライン」の効果は抜群で、病院で処方されてから、約24時間以内で猫の全身に行き渡って、猫に寄生しているノミが猫の体を噛んだり、血を吸ったりすることによって、ノミが死んでしまいます。

でも、病院処方の内服薬ではノミの卵に対しても効果がありましたが、「フロントライン」のようなスポットオンタイプの外側から働きかける薬では、ノミの成虫にしか効果がなく、ノミの卵には効果がありません。

短期間でノミを駆除したい場合、猫ちゃんがせっかく病院でもらった飲み薬を飲んでくれない場合、費用を抑えたい場合は、動物病院へ行きスポットオンタイプを使うのもありですね!

最近では、「フロントラインプラス」という、もっと効果の高いノミ駆除商品も販売されています。
寄生している場合は一回ではノミの完全駆除は難しいこともあります。1か月に1回塗布し、駆除と予防をしっかり行いましょう。

監修獣医師による補足

フロントラインには2種類あります。
一つは「フロントライン スポットオン」もう一つは「フロントラインプラス」です。(以下フロントライン省略)
スポットオンは成虫のノミにしか効かず、卵・幼虫・サナギは孵化して成虫になります。成虫が猫に寄生したときに何らかのノミ・マダニ予防をしていると薬の成分が効いて死にます。
スポットオンを使用しているときには環境中のノミの駆除のために掃除をこまめにして床に落ちている卵や幼虫、サナギを減らすことをお勧めします。
一方プラスはノミの成虫だけでなく卵やサナギが孵化できない成分を含んでいますので、環境中からノミがいなくなるスピードがスポットオンに比較して早いです。

獣医師:平松育子
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7,786円(税込)

猫のノミを病院で駆除するときにかかる費用

紙幣の上でくつろぐ猫

猫ちゃんを病院に連れていってノミを駆除する場合、どれだけの費用がかかるのでしょうか?

薬の種類値段
ノミ駆除内服薬約1500円
スポットオンタイプ(フロントライン以外)約1000円
市販薬約500円
フロントラインスポットオン・フロントラインプラス約1000円~1300円
レボリューション・レボリューションプラス約1200円~1900円

病院で処方してもらうノミ駆除内服薬の場合、一か月ほど続く薬で平均1300円程度の場合が多いようです。スポットオンタイプの場合、一か月効果が持続する薬が、1本1000円程度のことが多いようです。

市販薬だと500円程度ですみますが、猫のノミを本格的に駆除したいと考える飼い主さんは、猫ちゃんを病院に連れていったほうがいいかもしれません。

フロントラインスポットオン、フロントラインプラスだと、動物病院では1000円~1300円程度で処方してもらえることが多いようです。

レボリューションは体重別になっているお薬です。体重によって金額が異なりますが、約1200~1900円ぐらいです。他の薬に比較して高額ですが、フィラリア予防も兼ねています。

皮膚に塗布するタイプの薬で、ブロードラインもあります。ノミ・マダニ・フィラリア・内部寄生虫に効果があります。

病院でもらった猫のノミ駆除薬を投与する方法

錠剤の薬を飲まされている猫

飲み薬タイプの場合は、猫ちゃんにはノミ駆除薬を見せないで、警戒心を持たせないようにしましょう。

片方の手で顎の下を持って、上を向かせます。

猫ちゃんが上を向いたら、もう一方の手で持ったノミ駆除薬を、猫ちゃんの喉を奥にめがけて落とします。

薬が上手く落ちたら、喉を何回かなでると、猫ちゃんがノミ駆除薬を飲み込んでくれます。

猫ちゃんが舌を出してぺろぺろしたら、ノミ駆除薬を飲み込めています!

皮膚につけるタイプのものは、あまり被毛につかないように毛をかき分けて皮膚に塗布します。皮膚につけても乾けば触ってもシャンプーしても大丈夫です。

まとめ

飼い主に抱かれている長毛猫

飼っている猫ちゃんのノミをわざわざ病院へ行かず、自宅で駆除しようとして、クシや市販薬を使っても、完全にノミを取ることはとても難しいです。

飼っている猫ちゃんのノミが、クシなどを使ってもなかなか取れないという方は、病院にかかって薬を処方してもらうほうがいいかもしれません。

動物病院のノミダニ駆除の方法は、飲み薬、スポットオンタイプの薬、注射の3つがあります。それぞれの長所・短所を知って、猫ちゃんのケアをしてあげてください。